★Jセンターモールでの免許申請はモール廃業により現在申請ができなくなっておりますのでご注意ください。
- フィリピンで外国人は運転免許を取れるの?
- 何処で免許の書き換えができるの?
- 申請費用と免許証取得までにかかる時間は?
フィリピンでの生活に慣れてくるとより便利な生活をしようということで、車の運転やバイクの運転を検討される方もいるのではないでしょうか?
また運転免許証はフィリピンの中でも、効力の強い身分証明書であり、何かと持っておくと便利なことから取得しておきたいという方もおられます。
記事を書いている私は、2023年にようやく車の運転免許のフィリピン現地にて有効にするための書き換えを行い、無事に免許証をゲットしました。
そこで今回は、フィリピンのセブ島でこれから運転免許証の書き換えをしたい!という方に向けて以下の内容を解説していきます。
- そもそも免許取得の条件は?(こんな方は取得できません)
- 申請に必要な書類、準備物
- 申請〜取得までのステップと時間
- 申請に掛かる各種費用
- まとめ(注意点)
フィリピンで運転免許を取得するための条件
日本の免許証を持っていれば、誰でもフィリピンの免許証に書き換えられるかといいとそういうわけではありません。
フィリピンはルールが緩いというイメージもありますが、年々厳しくなりつつ印象です。まずはあなたが条件を満たしているのかを確認するようにしましょう。
- 日本の有効な運転免許証を持っている方
- 長期滞在ビザ保有者(就労ビザ/永住権など)
- 観光ビザで入国から既に120日以上経過している方(あるいはビザ延長を行っている方)
- 外国人登録証(ACR-Iカード)取得者
長期滞在ビザを持っている人しか申請できないという噂もありますが、実際に私の周りでは観光ビザで延長滞在している方でも取得できている方がいます。
また他のお客様をサポートさせて頂いた際にも、受付担当の方は観光ビザステータスでも問題なく対応して下りました。
上記の条件を満たしているかは、厳しくチェックされるため必須条件として考えておいたほうがいいです。
申請場所はどこ?(セブ島の場合)
フィリピンで運転免許証の書き換え・発行をしている場所はLTO(Land Transportation Office)と呼ばれる機関になります。
ここではできる・できないの情報の真偽が飛び交っておりますが、現地のLTOスタッフに聞いた「外国人の免許書き換えが可能な場所」は以下です。
セブの中心街にあるSM cityモール内にもLTOがありますが、こちらでは外国人の免許書き換えは行っておらず、あしらわれてしまいますので注意ください。
また、Jセンターというモール内にもLTOが以前までありましたが、こちらは2023年時点でモール自体が閉業しており、現在はLTO自体がありませんのでご注意ください。
❶のSM seasideが確実だと思います。
申請に必要な書類・準備物
書き換え申請(Conversion)に必要なものは以下の通りです。
- 日本の免許証
- 日本の免許証の翻訳(英訳)=領事館に依頼
- パスポートの顔写真ページ
- 入国日が確認できるパスポートのページ
- ビザ(就労・永住)=観光ビザの場合は、120日以上の滞在を示す延長の証明書
- ACR−Iカード(外国人登録証)
- メディカルチェックの診断書
申請〜取得までのステップと時間
まずはセブ領事館にて翻訳をする。申請の翌日には取得可能です。(当日受け取りは不可)
委任状を用意すれば、第三者でも申請可能。申請時には免許証とパスポートが必須です。
申請翌日に受け取りましょう。(費用は850ペソ)
前述の書類一覧のコピーを取っておく。
- 日本の免許証(裏表)
- 翻訳済みの免許証
- パスポート(顔写真ページ)
- パスポート(フィリピン入国が確認できるページ)
- ビザ(就労ビザ・永住権・観光ビザ)
- ACR−Iカード
- メディカルチェック *後述
LTOのオフィスには健康診断を受け付ける提携機関が隣接しています。費用は600ペソ、予約などは必要なくその場ですぐに受けることが可能です。
取得から2ヶ月間しか有効ではないので注意が必要。
申請書を取得するために、受付に行く必要があります。受付をすること自体に時間がかかり、人数制限をしていることから訪問当日には申請はできず、申請書だけゲットし明日の◯◯時に来てくれと言われることがあります。
SM seasideでは、外国人の免許書き換え(conversion)は1日5組に制限しているそう..
私の場合も、当日には申請はできず翌日10:00に来たら申請を枠を抑えてくれるとのことで、申請書に受付時刻とその方のサインをもらい帰宅しました。
混雑状況次第ですが、朝イチで訪問すれば、当日中に申請を完了させることはできるかもしれません。しかし、2日間はかかるものと考えておくといいでしょう。
申請書の記入を行い、必要書類・メディカルチェックの診断書を全て揃え受付窓口に再度いくと、控え番号をもらうことができます。
まずは呼ばれるのを待ちます。番号が呼ばれた後の流れは以下の通りです。
申請内容の確認で質問を受ける⇒Evaluationカウンターで車の排気量および申請車種などについて聞かれる⇒申請費100ペソをまずは支払い⇒指紋採取と写真撮影
⇒Driving schoolに行き、実技試験(*800ペソ別途支払い)
日本は右ハンドルですが、フィリピンは左ハンドルです。そのため日本の免許書き換えであっても実技試験を受ける必要があります。
バイク、車両方運転する予定の人は、2つとも受ける必要があります。原則、その日に2つの試験が可能(私の場合、バイク→車の順でした)
実技試験が終了したら、しばらく待機し免許発行手数料685ペソの支払いを行います。
混雑状況により、当日に免許証は発行されないことも多く、後日直接受け取りとなります。
準備ができた段階でLTOより連絡が来ます。
申請にかかる各種費用について
※以下はあくまで免許書き換えの場合に掛かる各種費用になります。
- 日本の免許証の翻訳:850ペソ (参照:領事手数料)
- 申請費用:100ペソ
- メディカルチェック:600ペソ
- Driving schoolへの支払い:800ペソ
- 免許証発行手数料:650ペソ
➢合計:3,000ペソ
まとめと注意点
フィリピンのセブ島で免許更新をする方法と費用について解説しました。最後に、いくつか注意点をまとめます。
時間は想像以上にかかる
最低でも2回、受け取りを考えると3回は行かなくてはいけないものと考えておくといいでしょう。
また朝9:00頃に行ったとしても終わるのは夕方などになることも十分起こりえます。
日本でも運転免許証関連では時間がかかりますが、フィリピンでも同様にかなりの時間がかかり、混雑必須です。時間に余裕を持って行くようにしましょう。
準備物は入念に行う
必要要件や書類の漏れがあると、時間のロスになってしまいますので、今回説明した準備物は入念に準備しておくことでスムーズに進められます。
私が訪問した際にも、アメリカ人や韓国人、中国人、インド人など外国人の方がおられましたが、書類の不備やビザの問題等で泣く泣く帰宅され、後日出直し..という状況になっている方が沢山いました。
実技試験が必要
前述の通り、日本は右ハンドルですが、フィリピンは左ハンドルです。そのため日本の免許書き換えであっても実技試験を受ける必要があります。
バイクの免許も必要な方は、車とは別に試験を受ける必要があります。その際、マニュアルなのかオートマチックなのかをしっかりつたえましょう。
私が取得した際、この部分が教官にハッキリと伝わっておらず、オートマのバイク免許なのにも関わらずセミマニュアル型のバイクが試験で割り当てられ、何とか乗れたものの危ない思いをしました..お気をつけください。
Fixerは禁止
Fixerとは、裏で業務を進めたり進行する人のことを言い、賄賂などの原因になりやすい事象や工作人を指す言葉です。
以前までは賄賂としてお金をプラスで支払えば優先的に順番をスキップできるようなことが横行していましたが、現在LTO(Land Transportation Office)ではこのような行為を禁止しています。
そのため、時間はかかるかもしれませんが、正攻法で進めていくことをおすすめいたします。
運転免許申請・書き換えのサポート
当メディア運営元では、フィリピンセブ島での運転免許申請のサポート・通訳業務を行っております。
英語が苦手なので不安、なるべくスムーズに進めていきたいという方はお問合せください。フィリピンのセブ島限定でサポートしております。
※拘束時間が長くなりますため、サポートの組数の制限をかけさせて頂いております。
市内にあるSMシティセブでも外国人も更新できます。今年の6月に自分で更新しましたので間違いないですよ。
事前にLTOサイトでテストを受けて結果を印刷、LTOの隣でメディカルチェックを受けて結果の紙を貰ってLTOへ行く流れは同じです。朝イチ(10時)で行って、メディカルチェック2時間待ち、LTOで1時間待ちくらいでした。
メディカルチェックの際に記入するものがあるので、ボールペンの持参をお忘れなく。