*本記事は、フィリピン退職庁および、フィリピン大使館からの情報を元にまとめています。
*2022年2月10日〜観光目的によるフィリピンへの入国が許可されたため、SRRVの取得も入国免除文書を必要とすることなく申請できるようになりました。
- フィリピンのリタイアメントビザについて詳しく知りたい!
- 他の国の永住ビザよりも取りやすいと聞くけど本当?
- 取得の条件や費用についても合わせて知りたい!
これらは、フィリピンで長期滞在や永住を考えている人が抱える共通の疑問です。
当メディア運営元のVia.Assistanceでは、フィリピンのセブ島で長期移住したい方々のサポートをしてきました。
そこで、今回はフィリピンで長期滞在したい、永住権を取って海外移住を実現させたいという方へ向けて、以下の内容を分かりやすくまとめていきます。
- フィリピンのリタイアメントビザ(SRRV)って何?
- 取得のメリット
- リタイアメントビザ(SRRV)の種類・取得条件と費用
- 取得方法と注意点
最後までお読み頂くことで、「フィリピンの永住権って意外と簡単に取れそうかも?」と思って頂けるはずです。
他国では長期ビザの条件変更などにより、取得のハードルが上がり始めています。
35歳 50歳から取れる今がチャンスのフィリピンの永住権。お見逃しなく。
年齢制限がない永住ビザは、以下の記事で紹介しています。
フィリピンのリタイアメントビザ(SRRV)とは?
リタイアメントビザとは、フィリピンに長期滞在や永住を目的として、フィリピン退職庁が管轄で発給しているビザです。
正式名称は、特別居住退職者ビザ。
英語表記では、Special Resident RetireesVisaなので、頭文字をとってSRRVビザと呼ばれています。
その他にも色んな呼ばれ方をするので、整理すると、
SRRV=リタイアメントビザ=退職者用ビザ=特別居住退職者ビザ=永住権
ということになります。
世界の中でも、「かなり優遇されいているビザ・取得しやすいビザ」として有名です。
リタイアメントビザ(SRRV)は、申請から約2ヶ月程かかります。PRA(フィリピン退職庁)の都合上、前後する可能性があります。
日本で揃える書類の準備も含めると、全体で3ヶ月前後は掛るものと考えておくと安心です。
リタイアメントビザ(SRRV)を取得するメリット
まずは、リタイアメントビザ(SRRV)を取得する8つのメリットを確認しましょう。
- 無期限の永住権がゲットできる
- 他の国よりも安くゲットできる(2万ドル〜5万ドル)
- 本人さえ取得すれば、配偶者と子供の永住権もカバーされる
- 就労やビジネスもできる
- 子供の就学許可証(SSP)の支払いが免除される
- 預託金を不動産の取得 & 投資に回せる
- 入国審査の際には、行列に並ばずスルーできる
- ビザを放棄すれば、預託金が戻ってくる
といった感じでして、いたれりつくせりな魅力にあふれています。
預託金で、一時的に資金を準備する必要はありますが、最終的にすべて戻ってくると考えればリスクはほぼないと言えます。
この他にも、SRRVを持っていることでACR-I(外国人登録証)の取得の手間が省けたり、フィリピンに半年以上滞在した人が提出を義務付けられている出国許可税(ECC)が免除されたりと、特典があります。
フィリピンには、SRRV以外にも永住権を取得できるビザが4つあります。
●クォータービザは、年間50人しか取得できないため枠がかなり狭く、現地の弁護士と連携が必要になったりと、ハードルが高い。
●ノンクォータービザは、フィリピン国籍との婚姻関係が必要になるため、実現性が低い。
●特別投資家ビザは、7.5万ドル(約820万円)の株式投資が必要になるので、こちらもハードルは高め。
●APECO特別永住権(ASRV)は、取得費用と登録費用をあわせてトータル370万円ほどかかり、投じたお金は戻ってこないため、お金で永住権を買うといった感じ。▶【今がお得!】フィリピン永住権APECOの申請メリットを分かりやすく解説
それぞれのビザにもメリットはありますが、
総合的に考えても、今回紹介しているリタイアメントビザSRRVが費用面・優遇さ、取得のしやすさなどを見ても、軍配があがります。
SRRV以外の永住ビザの詳細は、以下の記事で解説しています⇣
» 参考:【完全網羅】フィリピンのセブ島で移住するのに必要なビザ9種類を解説
リタイアメントビザ(SRRV)の種類と条件・費用
※前述の通り、2021年5月17日から、年齢要件が50歳以上に変更になりました。»参考:2021年フィリピンのリタイアメントビザSRRVの要件変更について
リタイアメントビザSRRVは、3種類に区分されています。(厳密には、4種類ありますが、元フィリピン国籍者用のプログラムなので、ここでは割愛します)
- SRRVスマイル
- SRRVクラシック
- SRRVヒューマンタッチ
大枠は同じですが、それぞれ預託金の金額など細かい違いがあります。
それでは、種類別に「取得条件や費用、ルールの詳細」を解説していきます。
1. SRRVスマイル
預託金が最も安く、最もベーシックなタイプです。
- 年齢要件・滞在可能期間:
35歳以上50歳以上・無制限
年齢要件の変更で、2021年5月より、50歳以上のみ申請が可能となっています。 - 就労の可否:OK
- 預託金の必要性:現地銀行に2万ドルの預金(年金受給者は1万ドル)
- 預託金の転用:投資には回せない(引き出しもNG)
- 現地の居住物件:必要
- 申請料金:1,400ドル(配偶者/扶養家族1人あたり300追加)
- 年会費:360ドル(配偶者/扶養家族含む。3人目以降の同伴家族は追加で一人当たり100ドル追加)
2. SRRVクラッシク
クラシックの、スマイルとの大きな違いは、預託金を投資に回せるか否かです。
- 年齢要件・滞在可能期間:
35歳以上50歳以上・無制限
*年齢要件の変更で、2021年5月より、50歳以上のみ申請が可能となっています。 - 就労の可否:OK
- 預託金の必要性:
35〜49歳は現地銀行に5万ドルの預金、50歳以上は2万ドルの預金(年金受給者は1万ドル) - 預金の転用:不動産投資への転用が可能
- 現地の居住物件:必要
- 申請料金:1,400ドル(配偶者/扶養家族1人あたり300追加)
- 年会費:360ドル(配偶者/扶養家族含む。3人目以降の同伴家族は追加で一人当たり100ドル追加)
3. SRRVヒューマンタッチ
ヒューマンタッチは、通院が必要であると認められている方が申請できる特別枠です。
- 年齢要件・滞在可能期間:
35歳以上50歳以上・無制限
*年齢要件の変更で、2021年5月より、50歳以上のみ申請が可能となっています。 - その他の要件:治療で病院に通う必要がある方
※伝染病以外の医療が必要な健康状態である証明書が必要
※年金受給額が1,500ドル/月 以上である証明書が必要 - 就労の可否:OK
- 預託金の必要性:現地銀行に1万ドルの預金
- 預託金の転用:投資には回せない(引き出しもNG)
- 現地の居住物件:必要
- 申請料金:1,400ドル(配偶者/扶養家族1人あたり300追加)
- 年会費:360ドル(配偶者/扶養家族含む。3人目以降の同伴家族は追加で一人当たり100ドル追加)
リタイアメントビザ(SRRV)の取得に必要な書類
続いて、ビザの申請を進めていくにあたり、日本国内で準備する書類と、フィリピンで準備する書類を説明します。
以下の内容を揃え、SRRVの申請用紙と合わせて取得手続きを進めていく必要があります。
日本国内で準備する書類
- パスポート原本(60日以上の有効期限があること)
- 犯罪経歴証明書(県警で取得→公証人の認証取得済みの翻訳→公印確認/アポスティーユの手続きを外務省で行う)
- 戸籍謄本/婚姻証明書/出生証明書(配偶者あるいは子供がいる場合は取得→公証人の認証取得済みの翻訳→公印確認/アポスティーユの手続きを外務省で行う)
- 年金証書(年金受給のスキームで申請する場合は取得→公証人の認証取得済みの翻訳→公印確認/アポスティーユの手続きを外務省で行う)
- 証明写真(5×5cm、背景が白色のもの16枚)
※翻訳についての参考はコチラ
フィリピンで準備する書類
- 健康診断書(フィリピンの病院で受診)
- NBIクリアランス=現地無犯罪証明書(ビザ申請前に、フィリピンにて連続した30日間以上の滞在をしている場合に必要)
- 定期預金証明書=海外送金の証明書(PRA認定の銀行が発行)
注意点・取得方法とステップ
ここまで、SRRVの良い部分を取り上げてきましたが、注意点やデメリットも理解しておきましょう。
- ビザ申請期間中(約2ヶ月)は、フィリピンから出国できない
- 申請料金に1,400ドルかかる
- 年会費(360ドル)が発生する
- 就労をする場合は、AEP(外国人労働許可証)が必要
- 定期的にビザIDカードの更新が必要(1年・2年・3年から選択)
- 年会費や更新条件の変更が起こる可能性がある
リタイアメントビザを取得するまでの約2ヶ月間は、観光ビザを延長して過ごす必要があり、手続きが必要です。
申請作業は、個人で行うのはハードルが高いため代行会社に協力依頼するのがベターです。弊社もサポートしております。下記、お問い合わせフォームからご連絡ください。
まとめ|フィリピンのリタイアメントビザ
今回は、リタイアメントビザの取得メリットや申請条件や必要書類、準備から取得までの流れを解説しました。
フィリピンでは、ビザの取得に必要となる書類に急な変更が加わったり、条件やプロセスが変わることがよく起こります。
また、全てを英語でやり取りしなくてはならないため、個人ですべてを勧めるのは難しく、書類の不備などで数ヶ月も後ろ倒しになってしまうことも起こり得ます。
そのため、代行会社のサポートを利用しながら進めていくのが一般的です。
弊社でもサポートをさせて頂いています。申請者様は、現地オフィスに1回のみ訪問頂くだけで煩雑な手続きをお任せいただけます。
滞在先のホテルや健康診断をするクリニックへの無料送迎付きでサポートをさせて頂いております。
質問だけでも結構です。お気軽にお問い合わせください。
ビデオ通話を通じて、以下のパーフェクトガイドをお見せしながら詳しく丁寧にお伝えさせていただきます。
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※伝染病以外の医療が必要な健康状態である証明書が必要
※年金受給額が1,500ドル/月 以上である証明書が必要
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五十歳以下のプランはありませんか?
お世話になります。コメントありがとう御座います。
リタイアメントビザに関しては、昨年に年齢要件の改訂があり、50歳以上の方のみ申請できます。
年齢制限のない永住権については、別記事でまとめております。
ご参考にされてみてください。
はじめまして。フィリピンへの移住、大変魅力に感じています。永住ビザの申請は、現地へ渡ってから行うのですか?また、学生のいる家族におすすめのエリアなどありましたら、教えていただけるとうれしいです!
はなこ様。コメントありがとう御座います。
フィリピンに興味持ってくださりありがとう御座います!
申請自体は、現地にて行います。事前に日本で取り揃えるべき書類があるので注意が必要です。
どのような生活を望むか?何を目的に移住をされるか?によってオススメできるエリアは変わって参ります。
有名どころは、マニラ・セブ・クラーク・ダバオ・バギオあたりですね。
宜しければ、無料相談会を実施しておりますので、お問合わせフォームよりお気軽にお越しください。
はなこ様。コメントありがとう御座います。
フィリピンに興味持ってくださりありがとう御座います!
申請自体は、現地にて行います。事前に日本で取り揃えるべき書類があるので注意が必要です。
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