今回は、女性ひとりで韓国のワーキングホリデーを経て、フィリピンで現地就職&移住生活をしている古屋りなさんに直撃し、「フィリピン移住」について根掘り葉掘り聞いていきます。
古屋りなさん 20代後半
山梨県出身。金融機関の総合職として企業へ入社。4年間勤め、ワーキングホリデーや現地就職を通して移住を経験。
大学を卒業後、新卒で一般企業へ入社し金融関係の総合職として4年間ほど勤めました。 その後、ワーキングホリデービザを使って1年間韓国に滞在後、フィリピンのセブ島へ現地就職をして移住をしています。
当時、会社員として働いていたときは、家と会社の往復をただ繰り返す日々を過ごしていました。
「このままでいいのかな..」と未来に対する漠然とした不安を感じ、まずはビザ代などの費用が安い韓国へワーキングホリデーに挑戦することにしました。
韓国から帰国後は、英語を勉強しようと思い、フィリピンでの留学を考えていました。
「現状維持でも特に困らずに今のまま生活はできるけど、挑戦しないと勿体ない!」そう思ったんです。それが、海外への挑戦の決め手です。
韓国にいるときに、英語が話せる外国人を目の当たりにして、英語が話せない自分が悔しく、「私も話せるようになりたい、コミュニケーションをもっと取りたい」と思いました。
しかし、欧米での留学や移住は費用が高く、もっと生活コストを抑えながら英語環境に身をおけるところを探していたときに出会ったのが、「フィリピンのセブ島」でした。
もともと短期留学を考えていましたが、私の場合、現地就職をして、会社が提供していた英語学習で勉強をしていました。
もともとアジアが好きでしたので、英語を学ぶにも経験を積むにもいい環境だったと思います。
インターネットで調べたり、移住経験のある友だちに話を聞いていました。
フィリピンは発展途上国なので、今までとの生活水準に差が出ることに不安は感じていました。特に住環境やトイレなどの水回りが不安でした。
あとは、言葉が通じるかな..という不安はありましたが、それ以外はなんとなくなると楽観的に考えていました。
セブ島って聞くとキレイな海が広がるリゾートのイメージを持つ人が多いですが、実はビーチ以外にも、キレイな場所や整備されているオフィス街もいくつかあったりして、住みやすいと感じています。
また、フィリピン人以外にも色んな国籍の人が沢山住んでいたことにも驚きました。様々な人たちとの国際交流ができたり出会いがあったので、私にとっては嬉しいポイントでした。
欧米の人もいたりして、エレベーターで積極的に話しかけてくれたりして(笑)日本にはない光景なので、なんだか嬉しい気持ちになります。
レストランなどに行くと、食べ物が出てくるのが遅かったり時間にルーズでゆったりした雰囲気があります。時間に関しては、日本人としての感覚を持っていたので、ギャップを感じました。
フィリピン料理は全体的に、揚げ物が多かったり似た味付けがことも多いので、最初は食選びに困りました。
でも、街には日本食レストランも含め色んな選択肢があります。次第にレパートリーも増やせましたし、自炊をするようにしています。
最初は自炊も大変でしたが、節約にもなったので結果オーライかなと思っています。日本人向けのスーパーもあります。
同僚と2人でタクシーに乗ったときに、運賃をぼったくられそうになりました。拙い英語でも戦いました(笑)
あと、これもタクシーですが、体調を崩していて早く病院に行きたかったのに、運転手が場所を間違えて、口喧嘩になって、他のタクシーに乗り換えるなんてこともありました。
- ルーズだけど、みんないい意味で緩くて、明るくポジティブなところ!
- あと、マッサージ屋さんが安い!
- 良い意味で緩い雰囲気でリラックスできる
- とにかく明るい人が多い
- 海がキレイ
日本はどこに行っても街がきれいですし、治安への安心もありますね。
でも、日本の会社は時間やルールなど全てがキッチリしすぎていて、窮屈に感じますね。
始業前に30分に行ったりするのが当たり前だったりしますが、海外では時間の分だけしっかり働く。という常識の違いがあります。
日本にいると、何となく「つまらなさ」みたいなものを感じることもあったり、刺激が少ないなと感じることもあります。
外国人と話すと新しい発見がたくさんあったり、遠慮せずに話すことができますが、日本にいるとどうしても気を使いすぎて疲れてしまいますよね..
カフェでのんびり過ごしたり、色んな国籍の人が集まる語学交流会に参加したりしていました。
フィリピンには沢山の美しい島があるので、同僚と旅行によく行っています。
日本の転職サイトを利用しました。今思うと、「海外デュアルライフメディアさん」のような移住をサポートている企業さんに依頼したほうが、豊富な求人情報から選ぶことができたのかなと思っています。
会社の借り上げ住宅だったので、探していません。4万円くらいの物件でしたが、十分キレイでした。
シシグという豚肉と玉ねぎを細かく刻んで、こんにゃくや卵が上にのった国民食があって、とても美味しいですよ!
屋台とかだと100円以下で食べれられます!
スミロン島です。 白くて遠浅のビーチなので、泳げなくても楽しめます。ジンベイザメを見るツアーもあるものでおすすめです。
アヤラモールにあるカフェも雰囲気がよく、頻繁に行っていました。
交流会に行ったりしたこともあったのですが、エクスチェンジラングエイジなどの要素が強く、現地の人と交流を深めるのは意外と難しく感じることもありました。
住まい探しや、職業紹介、情報提供、英語学習などが一つにまとまっているサービスがあれば、もっと移住のハードルが下がり、チャレンジする人が増えるのかなと思います。
特にわたしの場合、現地の人と仲良くなるということが難しかったので、交流できる場があると嬉しいですね。
やっぱりフィリピンに行くんだから、現地のローカルの人と仲良くなるのは醍醐味だと思います。
今はコロナウイルスの影響で一時帰国中ですが、やっぱり海外で働きたいですね!何かしら海外の人や環境と関わる仕事がしたいと思います。
大変なこともありますが、楽しいことですからね。
英語を使って色んな人とコミュニケーションを取ると新しい発見も多いですし、経験値やスキルも上がると信じています。
移住前の心配を100%解消するのは無理だと思います。移住生活をサポートしているエージェントや経験者の話を聞いたら、あとは挑戦するのみ!
何とかなることも多いと思います。
応援してます、頑張って!!