- ワーケーションをやってみたいけど、具体的にどんな費用がかかるんだろう
- 国内と海外で考えておかないといけない費用に違いはあるのかな?
- 会社員の場合、経費でカバーされるのか?
こういった疑問や興味を持っている方もいるのではないでしょうか?
私は今までにフリーランスとして国内と海外の両方でワーケーションを経験したことがあります。
また海外ではフィリピンで3ヶ月以上のプチ移住もしてきました。
千葉県では、鴨川市という場所で朝にサーフィンをして日中は仕事、夕方にもサーフィンといった感じでワーケーションをしたり、フィリピンではカフェを巡りながら仕事をしたり観光で色んな島に行ったりしていました。
本記事では、ワーケーションに必要な全ての費用を国内と海外での実体験をもとに解説します。
ワーケーションはストレスの緩和になり、スイッチのオン・オフが切り替えやすいのでパフォーマンスの高い仕事をしたい方にはオススメです。
お読みいただくことで、具体的な費用感とワーケーションというライフスタイルのイメージが湧いてくるはずです。
ワーケーションとは?
ワーケーションって何?という人もいると思うので、簡単に説明します。(既に知っている方は次の「費用項目」へお進みください。)
ワーケーションとは、「ワーク(Work=仕事)」と「バケーション(Vacation=休暇)」から成る造語です。
2000年代にアメリカから生まれました。
いつも利用している職場を離れて旅行先や観光地など、別のロケーションでゆっくりと休暇を楽しみつつ、ネット環境を利用して仕事をするワークスタイルのことを指します。
こうすることで、新しいアイデアが生まれやすくなったり、オン・オフが切り替えられやすくなったりします。
企業がワーケーションを社員へ促進している場合は、有給消化率のアップと社員の仕事のストレス緩和の目的があると言われています。
とは言え、リラックスのしすぎで仕事が厳かになるのは注意が必要ですね。
では、実際にワーケーションをするのに必要な費用項目を見ていきましょう。
ワーケーションに掛かる費用項目
結論としては、国内・海外でワーケーションを1週間をしたら移動の費用も込みで5〜10万円で実現可能です。
以下の費用を想定しておけば、大体の費用を算出できます。
- 交通費
- 宿泊代
- 食費
- インターネット代
- 観光、交際費
- ビザ更新費用(海外の場合)
ワーケーションの費用①:交通費
ワーケーションの場合、普段は訪れない遠い場所に行くこともあるでしょう。
その場合、交通費として電車代や新幹線代、飛行機代がかかります。
時期によって値段が大きく変動しますが、往復の場合、安く取れれば以下の感じです。
東京⇔名古屋、大阪、福岡、北海道:12,000〜17,000円
東京⇔(東南アジア)タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム:30,000〜60,000円
ワーケーションの費用②:宿泊代
ワーケーションで最も大事といっても過言ではない、宿泊についてです。
こちらも交通費同様、時期により変動します。高めの旅館を取るのか、ゲストハウスやシェアハウスなどでコストを抑えるのかで大きく変動します。
- ビジネスホテル:6,000円~10,000円程度
- シティホテル・高級ホテル:10,000円~数十万円
- リゾートホテル(複合型ホテル):15,000円~数万円程度
- カプセルホテル:3,000円~5,000円程度
- ゲストハウス・ドミトリー:2,000円~6,000円程度
- 旅館:7,000円~数万円程度
ワーケーションに特化した月額制の宿泊居住サービスも登場しています。(Harf)
国内だけですが、ワーケーション専用の宿泊予約サイトもあります。(workation portal)
※東南アジアの場合
- ドミトリー、ゲストハウス:500円〜1,000円
- ホテル:1,500〜2,000円
- 高級ホテル:5,000円以上
東南アジアでは、この宿代で節約可能なのが嬉しいポイントです。1日くらい少しいいホテルに泊まってビュッフェとか楽しみつつ、残りの日数は安いゲストハウスに移動するのもありです。
3ヶ月以上の長期のワーケーションならコンドミニアムで賃貸契約も検討できます。
ワーケーションの費用③:食費
国内であればゲストハウスなどで自炊をすれば、1,2回飲み歩きに出ても1週間 2万円で過ごすことは可能です。
海外の場合、特に東南アジアの場合物価が1/3〜1/5程度に収まりますので、1万円で済みます。
私が住んでいたフィリピンでは、外食をしても500円でお腹いっぱいにすることはできますし、お酒も缶ジュースと同じくらいの値段で買うことができます。
日本食レストランを利用すると、少し高めなので日本と外食するのと然程変わらないこともあります。
ワーケーションの費用④:インターネット代
国内であれば、自分の携帯でテザリングをしてパソコンにつなげることもできますし、ホテルwifiが完備されていることもないので心配ないでしょう。
海外の場合、空港でwifiをレンタルするか、現地でSIMカードを購入して利用する方法があります。
私のゆかりの土地であるセブ島に行くときは、いつも現地のSIMカードを200円くらいで購入し、データをロードして使っています。1週間なら合計1,000円もあれば十分です。
また日本よりも海外のほうが、カフェなどでフリーwifiが使いやすい環境にあるので、仕事もしやすいです。
日本で海外のwifiを借りると値段が5倍以上高くなるので、現地で手配するのが圧倒的にオススメです。
ワーケーションの費用⑤:観光費・交際費
どれだけ観光をするのかで個人差がでます。
活動的に動きたい人や海外に行く場合は、訪れてみたいところも多いと思うので多めに見積もっておきましょう。
少しいいホテルに泊まって、ホテル自体を満喫するという考えであれば観光に掛かる費用は抑えられるでしょう。
ワーケーションの費用⑥:ビザ更新費用(海外の場合)
もしみなさんが、海外でワーケーションをして、1ヶ月以上過ごす場合はビザの更新に注意しましょう。
更新をしないとオーバーステイ(不法滞在)となり罰則を受けてしまいます。
例えば東南アジアの場合だと、ビザなしでパスポートさえあれば入国できる国が多く、1ヶ月は過ごすことができます。ベトナムは15日間です。
その後、観光ビザの更新を移民局(イミグレーション)で行う必要があります。
最初の1ヶ月の更新手数料の概算は以下の通りです。
- タイ:7,000円
- マレーシア:更新なし
- ベトナム:5,500円
- フィリピン:6,800円
※新型コロナウイルスによる入国制限により、今後のビザ更新に関する基準が変更となる可能性があります。
といった感じで、東南アジアは安価にビザ延長ができ、長く滞在できるのがメリットです。
以下の記事も参考にしていただくと、東南アジアでのワーケーションの費用に関する理解が深まると思います。
【2022年最新】東南アジアの生活費がこれ!|安い国と高い国がわかる 【徹底解説】セブ島移住で掛かる全ての費用がこれ(2024保存版)ワーケーションの実例(国内)
千葉県の鴨川市でワーケーションを1週間ほどしたときのライフスタイルの事例を共有します。
- 朝6時に起きて、海で2時間サーフィンを楽しむ
- 朝ごはんを食べて、9時頃から民宿で仕事。
- お昼は地元でおいしいと有名な定食屋でお昼休憩
- 午後から引き続き15時半ころまで仕事
- 16時からまた趣味のサーフィンで1時間半ほどエンジョイ
- 夜は、現地の知り合いと宴会
日によっては隣町に行って、ふらふら観光をしてみたり、1日仕事をする日をつくったりしながら過ごしていました。
趣味が自然と戯れるサーフィンなので、費用は主に宿代(1週間:約2万円)と食費とお酒代(1週間:約2万円)で済みました。交通費は東京からバスを使った場合、往復5,000円程度です。
ワーケーションの実例(海外)
フィリピンのセブ島で3ヶ月間のプチ移住をしながらワーケーションをしたときのライフスタイルを共有します。
- 前日に地元のパン屋で買っておいたパンを朝食に。
- 朝8時半から滞在先で仕事。
- お昼はジョリビーというフィリピンの代表的なファストフード店で。
- 午後からはコーヒー屋で作業。その後ジムでワークアウト。
- 夜は、現地で知り合ったフィリピン人と日本人で飲み会
セブでは、長期間の滞在でしたので金、土、日で他の島に出掛けたりする日もあれば、1日家にこもって仕事をしていた日もあります。仕事の忙しさも加味しつつ、バランスをとって過ごしていました。
掛かる費用の詳細は、別記事でまとめています。
» 参考:【徹底解説】セブ島移住で掛かる全ての費用がこれ(2021保存版)
まとめ:費用は経費として会社負担になるのか?
今回は、ワーケーションで掛かる費用について国内、海外の場合で説明してみました。
皆さんの中には、会社員の方もいれば、フリーランスとして独立されている方もいると思います。
独立しているフリーランスや個人事業主の場合は会社に属しているわけではないため費用は全て自己負担になります。
一方会社員の方は、企業がワーケーションの制度を福利厚生の一貫として行っていることもあります。
費用を負担する制度があるのかチェックしてみましょう。
最近では大手企業や自治体を筆頭に、制度を取り入れて始めているようです。
コチラの記事に成功例が載っていました。
最後にワーケーションを成功させるためのワンポイントアドバイスをして終わります。
どんなワーケーションライフを過ごしたいかイメージしておくと、ワクワクしますし仕事もはかどります。
行きたい場所を決めましょう。普段、都会疲れしている人は田舎にいくとリッラクス出来ますし、宿代も抑えられるので個人的にオススメです。
日程を早めに決めておくと、飛行機代や宿代が節約できます。現地での活動プランも何となく決めておくといいでしょう。
宿が取れたらあとは行くだけ!現地の人と関わると、その土地が好きになって将来の移住候補にもなるかもしれません。
積極的に人と関わってみましょう。
今回の投稿は以上です。
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