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マレーシアの生活費は本当に安いのか!?【1ヶ月に掛かる費用を移住者が解説】

マレーシアの生活費は本当に安いのか!?【1ヶ月に掛かる費用を移住者が解説】

Question
Question
  • マレーシアの1ヶ月にかかる生活費が知りたい
  • 日本よりも生活費が安いって本当なの?

マレーシアは物価が安いというイメージもありますが、実際のところ疑問に思う人もいます。

記事を書いている私は、2020年からマレーシアのクアラルンプールにある企業に転職し、移住しています。

そこで今回は、わたしのマレーシアの生活での生活の実体験をもとに、以下の内容を解説します。

今回の内容

  • マレーシアで1ヶ月にかかる単身者の生活費
  • 見落としがちな費用について
  • マレーシアで生活費を節約するためのコツ
Ikumi
Ikumi

具体的にご紹介するので、最後までお読みいただくことで、マレーシア(クアラルンプール)での生活をイメージしていただけます。

マレーシア移住者 監修
  • アメリカ・ロサンゼルスへ語学留学
  • フィリピン・セブ島の日系旅行会社に転職
  • 2020年12月のコロナ禍に、マレーシア・クアラルンプールへ転職、移住
  • 現職:日本人向けファイナンシャルアドバイザー
マレーシアの住人

マレーシアの1ヶ月の生活費

クアラルンプール近郊で在住する場合の1か月の生活費は、約12~18万円前後です(1リンギット=約28円・2022年2月現在)

生活費の大きな割合を占める家賃は、クアラルンプール市内と郊外によって異なります。

ここでは、以下の項目ごとに解説します。

  • 家賃
  • スマホ、携帯代
  • wifi
  • 水道代
  • 電気代
  • 食費
  • 交通費
  • 生活用品
  • 女性ならではの支出

食費は、利用するスーパーやレストランによって差ができますので、下記にて詳しくご紹介します。

マレーシアの生活費①:家賃

  • クアラルンプール市内:約5万5000円~7万円(2000~2500リンギット)
  • クアラルンプール郊外:約4万~5万5000円(1500~2000リンギット)

上記は、スタジオ(ワンルーム)または1ベッドルームタイプ(1DK)の相場です。

また、クアラルンプール在住の日本人は、単身、家族同行問わず、ほとんどがコンドミニアムに住んでいます。

コンドミニアムには、敷地入口にガードマンが常駐しているのでセキュリティ面で安心ですし、部屋はすでに家具付きの場合が多く、施設内にはリゾートを思い起こさせるスイミングプールやジム、子供の遊び場などが併設されることも多いです。

もちろん、すべて無料で利用できます。

築年数や周辺の立地の良さなどによっても家賃は変わりますが、ペトロツインタワーやKLタワーなど絶景を見渡せる部屋が、1か月約5万5000円~7万円で賃貸できてしまうのは、クアラルンプール移住の大きな魅力です。

東京都内だと、スカイツリーと東京タワーを一度に見渡せる部屋なんて、1か月に何十万もすることでしょう。

マレーシアの物件の探し方や借り方の詳細は以下の記事で詳しく解説していきます。

▶マレーシアの賃貸物件の探し方(執筆中..今しばらくお待ちください)


マレーシアの生活費②:スマホ・携帯代

  • 約1,000円以下(35リンギット以下)

マレーシアでは、プリペイド方式と契約(ポストペイド)方式の二通りがありますが、長期滞在、短期滞在問わず、プリペイド方式が主流です。

ポストペイドですと、外国人の場合、契約時にデポジットが発生しますし、解約時の手続きがとても煩雑かつ時間がとてもかかります。

また、マレーシアでは大手の携帯通信会社が4社ありますが、なかでもMaxis、Celcomといった会社では、約1000円(35リンギット)で、通話とパケットが使いたい放題になるプリペイドの定額プランがあります。

支払った日より30日間有効のため、携帯会社とわざわざ契約しなければならないポストペイドのメリットが、あまりないからです。

それに加え、プリペイド方式での携帯番号の取得はいたって簡単。日本から持参したSIMフリーのスマートフォンがあれば、到着したクアラルンプール空港内にて手続き可能です。

プリペイドのプランについては、各社、幅広く提供しています。ご自分の利用状況に併せて、気楽に変更できるのも魅力です。

マレーシアでプリペイドカードを使って携帯電話を使う方法は以下の記事で詳しくお伝えしていきます。

▶マレーシアの携帯電話事情と利用方法(執筆中…今しばらくお待ちください)


マレーシアの生活費③:家庭用インターネット(wifi)

マレーシアの生活費③:家庭用インターネット(wifi)
  • 約2500~3800円(89~129リンギット)

マレーシアにはTime、Unifi、yesの大手3社があります。

安定的に繋がりやすくお手頃価格で一番人気なのはTimeです。ただ、コンドミニアムやエリアによっては提供不可の場合があるので注意してください。

また、最初のルーター設置時にはデポジットが必要です。

私がお世話になっているUnifiは約1万4000円(500リンギット)。契約期間は各社とも2年のため、2年以内に解約すると、このデポジットは返金されませんのでご注意を。

2年以内に住居を引っ越し、プランを引き続き利用することは可能ですが、ルーターの引っ越しを契約会社にお願いすることになります。

マレーシアの家庭用インターネットの契約方法や注意点、支払い方法は以下の記事で解説しています⇣

▶マレーシアの家庭用wifiについて解説します|おすすめはこの通信会社(執筆中..今しばらくおまちください)


マレーシアの生活費④:水道代

  • 約1,000円(35リンギット)

上記は、実際に私が毎月支払っている水道料金です。

この料金は、私が2020年12月に移住し、このコンドミニアムに住み始めてから、使いすぎても、まったく使わなくても、一切変動していません。

なので、世帯人数も関係なくほぼ一律となります。金額は各コンドミニアムであらかじめ設定されているようです。

ですので、支払先はコンドミニアムの管理会社になり、銀行振込で支払います。

マレーシアの水は飲料できない

私の場合、浄水器を取り付けていますが、これも野菜を洗ったり、パスタを茹でるときなど直接口に入れないときに利用しています。飲料水は、別途ミネラルウォーターを購入、配送してもらっています。


マレーシアの生活費⑤:電気代

  • 約1400~2800円(50~100リンギット)

電気代は利用した分の支払いが必要となります。私のように単身であれば、日々のエアコン、オール電化製品が主な使い道となるので、2,000円前後になります。

それでも差が出るのは、エアコンやパソコン利用の有無、利用時間によるところが大きいです。

Ikumi
Ikumi

マレーシアに移住したばかりの頃は会社勤務だったため、自宅にいる時間が短く、電気代は50リンギットくらいでした。

支払先は、Tenga Nasional Berhadという国営電力会社となり、こちらもアプリより、簡単にキャッシュレスで完了できます。

マレーシアの電気は、比較的安定して供給されているので、停電することはほとんどありません。しかし、都市ガスの整備が行き届いていません。

ちなみに、私のコンドミニアムでも都市ガスは引かれていないため、ガス代は発生しません。キッチンのコンロやシャワーのお湯は、すべて電気によって加熱されています。

ガス付きのコンドミニアムがありますが、数は多くなく、プロパンガス缶から各家庭に供給する方法が主流です。この場合、1か月約280円(10リンギット)くらいが目安となります。


マレーシアの生活費⑥:食費

マレーシアの生活費⑥:食費
  • 約4万2000円~6万円(1500~2200リンギット)

それぞれのライフスタイルによって大きく変わる項目ですが、週1~2回の外食、週1~2回のGrab Food といったフードデリバリー、週1回のスーパーでの買い出しをした場合の目安です。

細かく分けますと下記の通りです。

・1回あたりの外食:約1,300~2,200円(50~80リンギット)

・1回あたりのフードデリバリー:約280~600円(10~20リンギット)

・1回あたりのスーパーでの支出:約2,200~6,800円(80~250リンギット)

スーパーでの支出に幅がありますが、原因はアルコールです。

マレーシアはイスラム国家のため、アルコールと豚肉の摂取は禁じられています。

しかし、中華系マレーシア人、インド系マレーシア人、また私たちのような外国人も生活し、マレーシアの経済を支えています。

アルコールの価格については外国人向けなのか、酒税が高く設定されていて、種類によっては日本より高額になるため、私のように週2~3回飲酒をする場合、出費がかさみます。

またスーパーについても、ローカル色の強いところから、外国人向けの高級なところまで幅広いので、買い出し先によっても変動すると考えておくといいです。

私の場合は、日本でおなじみの「AEON」とオーガニック食材が豊富な「Village Grocer(ビレッジグローサー)」を日頃から利用しています。オーガニックにこだわりのある西洋人も多く住んでいることから、オーガニック関連は日本より種類が多く、手に入りやすいのでオススメです。

多民族国家のマレーシア

イスラム教徒が宗教上食べられるものを「ハラル」、食べられないものを「ノン・ハラル」と呼んで区別されています。

外食はローカルから高級店まで多種多様で、ローカルふーどなら約280円(10リンギット)以下でもお腹一杯になりますし、日本食レストランへ行くと、約2800円(100リンギット)します。


マレーシアの生活費⑦:交通費

マレーシアの生活費⑦:交通費
  • 約6900円(250リンギット)

マレーシアは車社会と言われています。

しかし私のように単身でクアラルンプール市内、または近郊に住んでいれば、そこまで必要性を感じません。

公共交通機関は低価格で利用でき、運行も安定しています。ただし、ご家族やお子様がいらっしゃる場合は、送り迎えなどで車が必要になることが多いです。

モノレールや電車、路線バスなどは、距離によって運賃は異なりますが、1区間約28円(1リンギット)より乗車可能です。ただし、路線によっては、本数が少ない場合もありますし、公共交通機関があまり発達していないエリアへ行く場合は、配車サービス「Grab(グラブ)」の利用が便利です。

運賃も安く、10~15分くらいの移動であれば、約280~470円(10~17リンギット)くらいです。

マレーシアの車や交通事情、配車サービスGrabについては、また別記事で紹介します。(執筆中..)


マレーシアの生活費⑧:生活用品

マレーシアの生活費⑧:生活用品
  • 約2800~5000円(100~180リンギット)  

トイレットペーパーや、ティッシュ、デンタルケア用品、スキンケア用品、洗剤、バス用品などの日用品は、地元マレーシア人も日常的に使う物です。

そのため、スーパーで比較的安く手に入れることができます。

2021年にはドン・キホーテ、2022年にはららぽーとがマレーシアに初進出し、さらに日本の商品が身近になりました。

シャンプーやリンスなどはローカル品と比べやや高めですが、他のおおよそのものは、日本と値段が変わらないものが多い印象です。


マレーシアの生活費⑨:女性ならではの支出

  • ネイルやまつエク等の美容関係:約15,000円(530リンギット)前後

日本人が施術してくれるサロンでの料金です。

内訳はハンドネイルが約5500円(200リンギット)前後、フットネイルが約4200円(150リンギット)、まつエクつけが約5000円(180リンギット)です。

Ikumi
Ikumi

まつエクは、日本では本数でオーダーしますが、マレーシアではデザインを決めるだけ。本数はつけ放題になります。美容関係については、日本より多少安いですが、そこまで大きな差がありません。

  • リラクゼーション:約6900円(250リンギット)前後

アロママッサージ90分が約1800円(65リンギット)です。

マッサージ店によっていろいろなプロモーションを行っているので、日本より格安で利用できます。

  • 化粧品:約5500円(200リンギット)前後

イオンや伊勢丹、ドン・キホーテには、日本コスメがかなり充実しています。大型ショッピングモールには有名なコリアンコスメショップもあります。

マレーシアではネット通販も非常に一般的で、ShopeeやLazadaが二大サイトとして知られています。

見落としがちなマレーシア移住にかかる費用

見落としがちなマレーシア移住にかかる費用

ここでは、これから移住しようと考えている方が見落としがちな費用についてお伝えします。

代表は例は以下の4つです。

  1. コンドミニアムの初回契約料金(家賃の4か月分ほどが目安)
  2. 外国人税率(移住して181日以内は外国人税率の28%がお給料から引かれます)
  3. ビザ代(現地採用、駐在員を除く)
  4. 保険代(勤務先によっては自己負担の場合あり)

日本で生活していると、すこし予想外の費用もあると感じるのではないでしょうか?

特にビザに関しては、移住の実現にまず最初に考えなくてはならない要素です。

以下の記事でマレーシアの長期滞在用のビザについて解説していますので参考にしてください⇣

その他の各要素の詳細は、別記事で詳しくお伝えしていきたいと思います。

マレーシア移住で生活費を節約するためのコツ

マレーシア移住で生活費を節約するためのコツ

ここまで、マレーシアで生活すのにかかる必須の費用と見落としがちな費用について説明してきました。

最後に、生活費をなるべく安く抑えたい方に向けて、節約のコツをお伝えしていきます。

節約のコツ①:Grabを活用しよう

Grabは配車アプリとしてマレーシアに限らずフィリピンなどの東南アジアで絶大な人気を誇っています。

Grabタクシー以外にも、デリバリー業務に力を入れており、EウォレットのGrab Payも非常に便利です。

この電子決済サービスは、Grab以外にも、レストラン、店舗、電話料金の支払いなど、日常的にさまざまなシーンで活用できます。ポイントがあっという間に貯まるので、かなりお得です。


節約のコツ②:ルームシェアをしてみよう

単身での移住であれば、最初はルームシェアを検討してもよいと思います。

いきなりの海外生活には慣れないことも多いはずです。体調を崩す場合もあります。

そんなときに、アドバイスをくれる人が、ルームメイトとしていたら心強いですよね。また、家賃、光熱費などがかなり抑えられるので、節約面では大いに有効です。


節約のコツ③:定期積み立て預金を利用しよう

マレーシアでの定期預金の金利は、現在コロナの影響で1.75%に据え置きになっています。

それでも、日本の金利0.002%より断然高いため、お金が目に見えて増える喜びがあります。

この金利の高さからマレーシアに資金を移動したり、移住先として検討する人が増えています。

まとめ:マレーシアの生活費

今回はマレーシアの生活費について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

私の移住スタンスが「外食もオシャレも全部楽しみたい!」という考えなので、思ったより安くないなと感じられた方もいるかもしれません。

しかし私がお伝えしたいのは、日本では金銭的に我慢しなければいけないことが、マレーシアではできてしまうということです。

生活の質を上げられて、コストを下げられるところが、私がマレーシア移住をおすすめする理由です。

マレーシア以外にもオススメの国はないのかな?という方は以下の記事も参考にされてみてください。

2 COMMENTS

城台 あゆり

こんにちは。
日本もいよいよ、憲法改正賛成の党がほとんどを占め、本気で移住を考え始めました。

クアラルンプールへ、家族で移住したいと真剣に考えています。
お時間ある時で構いませんので、是非とも、色々と教えていただけたらと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

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Yuki Tahira

この度はコメント頂き誠にありがとう御座います。
城台様が現在考えられている移住先はマレーシアのみになりますでしょうか?
移住となりますと、どのビザで滞在をしていくかも鍵になります。

他の国もご検討されているようでしたらお教えくださいませ。ご状況とお考えに合わせてた提案をさせて頂けたらと思います。

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