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【マレーシアで就職して移住!】転職できる具体的な職種6つを全てまとめます【高給与あり】

【マレーシアで就職して移住!】転職できる具体的な職種6つを全てまとめます【高給与あり】

Question
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  • マレーシアで仕事をしたい、でもどんな職種があるんだろう?
  • 職種ごとの給料ってどのくらいなのかな?
  • 仕事探しの注意点も知りたい

マレーシアで海外移住したいと思っていても、まず仕事が決まらない限り前に進めないという方は多いのではないでしょうか?

日本での就職や転職でも疑問に思うことがたくさんある中、海外での就職や転職となれば、さらに分からないことが多いと思います。

記事を書いている私は、海外生活9年目、海外就職3社の経験があります。海外で初めて就職したのはセブ島の日系企業でした。その後、コロナ禍中にクアラルンプールへ移住し、外資系企業に勤務しました。

そこで今回は日系や外資系の違いと共に、以下の内容をお伝えします。

本記事の内容

  • マレーシアの仕事を探す方法
  • マレーシアで日本人が就ける仕事6選
  • マレーシアで仕事をするときに気をつけたいこと
Ikumi
Ikumi

最後までお読みいただくことで、マレーシアで就職するための一歩を踏み出せるようになります!

マレーシア移住者 監修
  • アメリカ→フィリピン→マレーシアと海外生活9年目
  • クアラルンプールにて日本人向けファイナンシャルアドバイザー(IFA)として活動
  • オフショア国籍の金融商品で、自他の資産形成をお手伝いしています
マレーシアの住人

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マレーシアの仕事を探す方法

マレーシアの仕事を探す方法

まず事前準備が必要なものがあります。

それは日本語の履歴書、日本語の職務経歴書とCV(レジュメ)です。レジュメとは、英文記載の履歴書と職務履歴書が1枚になった書面です。

日系企業を希望していても現地法人になりますので、日本語履歴書だけでなく、CVは必須です。CVの作成には思った以上に時間がかかります。時間に余裕を持って準備しましょう!

仕事を探す方法はいくつか挙げられますが、利用頻度が多いものからご紹介します。

方法1:人材紹介会社に登録する

下記は、現地法人でありながら、日本人向けに日本語で就職先を紹介している求人サイトです。

どの企業も紹介している案件はマレーシア国内ですが、各企業の特色をまとめてみました。

マレーシアの人材紹介会社
  • Asia Recruit:マレーシアに特化
  • リーラコーエンマレーシア:東南アジアに多数の拠点あり
  • KL-WING:東南アジアに多数の拠点あり
  • 桜リクルート:週刊フリーペーパー「M town」の系列
  • パソナマレーシア:本社が日本にある大手
  • マンパワーグループマレーシア:アメリカに本社がある大手
  • Asia Recruit:マレーシアに特化

こうした日本人向けの現地求人サイトは、現地にオフィスがあるので「求人件数がたくさんある」「就職先とのトラブルに早く対応してもらえる」といったメリットがあります。

実際に気になった案件があれば、そのまま仮応募ができますが、この段階で「日本語履歴書」「日本語職務経歴書」「CV」の提出が求められます。

仮応募が完了すると、数日以内に人材紹介会社の担当者より連絡があります。別途、担当者と電話面接またはオンラインミーティングを経て、本応募されます。

わたしの実体験

海外就職は3社経験していますが、いずれも人材紹介会社に登録する方法で仕事を見つけました!各社、似たような求人が多い傾向にありますが、細かい条件が違ったり、人材紹介会社の担当者との相性もあるので、複数社を併用しながら転職活動することをおすすめします!


方法2:SNSを利用する

海外就職で一番有効なのは、世界最大級の転職に特化したSNS「LinkedIn」です。

使用言語は日本語でも可能ですが、英語にてプロフィールを埋めて登録します。

すると、自分の現職やプロフィールにマッチしたおすすめの求人が確認できたり、ヘッドハンターから直接メッセージが来たります。

逆に、就職したい企業で求人がないにも関わらず、その企業のHR(人事採用)へ就職したい意思のメッセージを送って、面接後に見事採用となった友人もいます。

わたしの実体験

主に北米で活用されているLinkedInですが、マレーシアで出会った現地採用の日本人はほぼ全員アカウントを持っていました。ビジネスコネクションを作るうえでも便利なSNSなので、積極的に活用していきましょう!私も、ほぼ毎日スカウトメールが来ます。笑


方法3:現地に住む知り合いから紹介してもらう

上記のビジネスコネクションと似た方法ですが、すでにマレーシアに在住しているご友人や知り合いがいたら、マレーシアで就職したい旨を相談してみましょう。

その方の勤めている会社を紹介してもらえたり、ネットの求人には載っていない企業が人材を探しているといった、ローカルならではの情報が得られることがあります。

また、Twitterやブログ発信している人に思い切ってDMを送って連絡してみるのもいいでしょう。信頼できそうな人であるかの目利きは必要ですが、自分にあった職業を掴むチャンスを得られるかもしれません。

わたしの実体験

セブ島へフィリピン人の友人を訪ねて遊びに行ったときに、セブ島がとても好きになり、移住したいと思いました。その友人に「移住したいな」と言ってみたところ、彼女が勤めている企業で、日本人枠の求人をしているとのこと。紹介してもらえることとなり、後日採用担当から連絡がありました。

マレーシアで日本人が就ける仕事6選

マレーシアで日本人が就ける仕事6つ

マレーシアはマレー系、中華系、インド系が共存している国家です。公用語はマレー語ですが、多民族国家だからこそ、準公用語として英語がコミュニケーションのために使われています。

ですので、英語がわかればOK!また言葉の面だけではなく、他の国と比べると「仕事がしやすい」理由があります。

それはズバリ、「ビザの取得」。北米やヨーロッパではこのビザ取得について非常にハードルが高いのに比べ、マレーシアでは一定以上の職務経験やスキルがあれば比較的簡単です。

また、多民族国家だからこそ、異文化人に対する警戒心や差別は少ないです。国籍や人種による差別や、言葉の壁が起きにくい環境といえるでしょう。

そのため年々、マレーシアへ転職したい日本人は増加しています。具体的に、どのような職種で日本人の需要があるのかを見ていきましょう。

1.カスタマーサービス(コールセンター)

➡カテゴリー:外資系

月給の目安:20万円〜
 (3)
必要な英語力:日常会話レベル
 (3)

最も求人件数が多い職種です。

主な業種は、オンライン旅行会社やEコマース、フードデリバリー、クレジットカード会社、SNSサービスです。

チームリーダーやマネージャーなどのクラスになると、給料はさらに上がります。業務は日本語のみのポジションもありますが、英語を使うポジションより給料面で劣ります。

経験がなくとも就職しやすく、今後のキャリアパスが多いのが魅力な職種です。

シフト制で残業がないため、ワークライフバランスを重視する方にはぴったりです。

Ikumi
Ikumi

たくさんの日本人の友人がコールセンターで働いています。未経験で入社して1年でQA(クオリティアナリスト)へキャリアアップしたり、成績優秀者にはボーナス支給されたり、日本のコールセンターのイメージと違い、待遇がいいなと思いました。


2.IT関連のエンジニア

➡カテゴリー:日系、外資系

月給の目安:30万円〜
 (3)
必要な英語力:ビジネスレベル
 (4)

後述にもありますが、マレーシアは国策として「東南アジアにおけるITハブ」を目指しているため、IT企業が多く存在しています。

業務内容も、WEBサイトの構築やデザイン、IT導入や設定や移転などのサポート、法人向け生産管理クラウドシステムの開発など、多岐にわたります。

IT企業の魅力は、なんといってもフレキシブルな勤務形態。在宅ワークが可能だったり、1日あたりの就業時間を満たせば勤務開始時間は何時からでもOKだったり。自分にあった働き方が一番叶えられる業種だと思います。

ITの専門用語を使用する以外は、チームメンバーとの連携で英語でのコミュニケーション能力も求められます。

応募条件として類似業務経験が求められる分、給料水準は高め。企業には勤めず、フリーランスとして活躍できる業種でもあります。


3.営業

➡カテゴリー:日系、外資系

月給の目安:18万円〜
 (2)
必要な英語力:日常会話レベル
 (2)

約2万5千人の日本人が居住しているマレーシア。日本人マーケットに焦点をあてたサービスはたくさんあるため、営業職の業種や取扱商材は、企業によって様々です。

日本人を求人している場合、クライアントが日本人マーケットであることが多いです。ネイティブスピーカーであることはもちろん、日本人ならではの気づかいや対応を求められます。

英語力は、基本的には日常会話レベルで問題ないです。しかし、中には業務拡大のため、ローカルへ営業する企業もあるので、ビジネスレベルの英語力を求められることもあります。

また、マネージャークラスとなると、月給が30万円以上になりますが、一定年数以上の類似業務経験などが必要になります。

営業の求人は多岐にわたっており、条件も待遇も各社大きく違いがあります。社用車を支給してくれる企業もあれば、交通費のみ支給する企業もあります。(▶参考:マレーシアの交通機関

条件も待遇も、交渉すれば変わることも多々あるので、まず気になった営業職の求人があれば、積極的に応募してみましょう。

Ikumi
Ikumi

現在ファイナンシャルプランナーとして外資系に勤務しています。前職は旅行業でツアーコンダクターや内勤をしていましたが、自分のキャリアアップのために金融コンサルタント業に転職しようと一念発起。まったくの未経験でしたが、実務経験よりポテンシャルを買っていただき、転職に成功しました!実務経験がないことを引け目にとらず、自分らしさを出せるよう面接にのぞむのがポイントです。


4.通訳・翻訳などを含む内勤職

➡カテゴリー:日系、外資系

月給の目安:20万円〜
 (3)
必要な英語力:ビジネスレベル
 (4)

主にITや医療などの業界で需要があります。

日本人クライアントの要望を、ローカルエンジニアに英語で伝えたり、日本人の患者にロカール医師の診断結果を日本語で伝えたりします。

専門用語がでてくるので、ビジネスレベル以上の英語力を求められます。

ただし、使用される専門用語は限定されるので、しっかり勉強し慣れていけば問題ないでしょう。

また、日系企業の秘書業務や、BPO(業務プロセスの一部をアウトソーシング)企業でのHR(人事)も含まれます。

秘書業務では、他にも会議室のスケジューリングや出張の手配など、業務内容は幅広くなります。

HR業務では、従業員のビザ申請や更新、給料計算など、従業員の生活に密接に関わっています。いずれもマルチタスクに強く、人をサポートすることが好きな方が向いているでしょう。


5.技術職(建築など)

➡カテゴリー:日系、外資系

月給の目安:55万円〜
 (5)
必要な英語力:ビジネスレベル
 (2)

クライアントに日系企業を持っている建築系企業が多いです。

マレーシアの工場建設やショッピングモールの施工図の作成、現場管理など、プロジェクトの一環に携わることもあります。

また、ローカルスタッフのマネージメント業務が含まれていることが多いため、給料水準は高めです。

日本語のみで問題ない企業も多く、英語力に関しては、かなり寛容な業種でしょう。

ただし、高度な安全管理が求められるため、同業種での長期間の職務経験がマストです。


6.金融、会計

➡カテゴリー:日系

月給の目安:40万円〜
 (5)
必要な英語力:ビジネスレベル
 (5)

近年、日系企業のマレーシア進出やM&Aが活発です。そのため今後も需要が増えていく業種です。

業務内容は、新規進出支援、税務のコンサルタント、会計監査などです。

ただし前提条件として、税理士や公認会計士などの有資格者、または関連業務での一定年数以上の実務経験が必要とされます。

求人している金融・会計企業自体も、近年に立ち上げたばかりの場合もあるので、アピールややる気次第で、就職の可能性はあるでしょう。

専門知識や英語での専門用語を多く使用するため、給料水準は最高クラスです。

マレーシアで仕事をするときに気をつけたいこと

ここまで、マレーシアで就職するために仕事を探す方法・具体的な職種について紹介しました。

具体的に選考が進んで、いざ就職をするとなったときに気をつけておきたいポイントを3つお伝えします。

注意点1:ビザが発給される会社なのか

マレーシアで就労するためには「就労ビザ」が必要です。リタイアメントビザとして知られるMM2Hでは就労はできません。

国策として推している「MSCステータス」企業というものがあります。

マレーシアは「東南アジアにおけるITハブ」を目指し、先進国からの関連事業の誘致を行っています。IT企業やBPO企業がこれに該当します。

MSC企業は、一般企業の就労ビザ規定とは異なり、外国人就労者に対するビザ発給枠の制限がありません。応募者の職務経験や学歴などの、ビザ発給に必要な条件も緩和されることが多いです。

こうしたMSC企業であれば、就労ビザを発給してくれるでしょう。

一般企業の場合、ビザサポート不可の場合もあります。不可の理由は「一定数のビザがすでに発給されている」「発給手続きによる労力やコストの削減」などが想定されます。

その場合は、「配偶者ビザ」や「レジデンスパス」などの就労可能なビザをすでに持っている必要があります。


注意点2:マレーシアの税金について理解しておく

所得税は、給料振込時に源泉徴収されます。

ここで重要になるのが、「居住者であるかどうか」です。居住者とみなされるには「1暦年中に182日以上マレーシアに滞在」している必要があります。

そのためマレーシアに移住したばかりの頃は「非居住者」とみなされ、最高税率の30%が給料から天引きされます。

例えば、8月より移住し勤務開始した場合、1暦年中に182日以上の滞在という基準を満たせないため、翌年6月まで最高税率の場合30%が源泉徴収されることになります。

居住者とみなされたあとは、日本と同じく累進課税制になります。年度の所得金額によりますが、日本人の現地採用の基準ですと、21%〜24%になる場合が多いです。

なお、非居住者として払いすぎていた税金は、居住者としてみなされた翌年の確定申告で返戻されますので、ご安心ください。


注意点3:マレーシアの仕事に対するスタンスを理解しておく

日系、外資系共に勤務経験がありますが、「働きやすさ」や「従業員の仕事への取り組み度」については、個人的には大差がないと感じています。

働きやすさ

日系企業でも海外法人化しているので、日本ほど規則に厳しくない傾向です。

外資系企業でも、日本並みにコンプライアンスに厳しいところもあります。

従業員の仕事への取り組み度

日系、外資問わず、ローカルスタッフは真面目で熱心です。ただし、日本人と同じようなスピードやクオリティではないことがあります。

日本人としては、自分と同じ価値観を他人にも求めてしまいがちですが、のんびりした環境に生まれ育ったローカルたちの文化を理解することも大事です。

まとめ

一般的に、現地採用の場合の給与水準は、月6000~9000リンギット(約18~28万円/2022年8月現在)です。

日本円にすると少ないと感じるかもしれませんが、マレーシアで必要な1か月あたりの生活費は、日本より断然安いです。コンドミニアムの家賃を調整すれば、問題なく生活できる水準です。

マレーシアの生活費は本当に安いのか!?【1ヶ月に掛かる費用を移住者が解説】も参考にしてみてください。賃貸物件に関する記事は以下でも解説しています。

【クアラルンプールで賃貸物件を借りよう】マレーシアで移住している私が伝えます 【クアラルンプールで賃貸物件を借りよう】マレーシアで移住している私が伝えます

また、年齢が高くとも、カスタマーサポートを含め就職できる職種は、数多くあります。

仮に募集年齢と見合わずとも、諦めずに応募してみてください。経歴や人柄などで、条件緩和されることは多々あります。

「英語圏」「日本との時差も少ない」「良好な治安」「年中温暖な気候」「天災が少ない」など、海外移住を希望する方にはとてもハードルが低いマレーシア。

実現の第一歩として、今回の記事を就職活動に役立てていただければ嬉しいです。

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