- フィリピン後悔した..っていうネガティブな話も聞くけど実際どうなんだろう..
- 後悔するパターンを知っておきたい
- 対策があるなら事前に知りたい
フィリピン移住に興味を持ち始めると、「どんな楽しいことが待っているのだろう」と考えたり、ネットで調べても魅力的なことばかりが掲載されています。
しかし、フィリピンの魅力の裏側に潜む、「フィリピン移住の後悔しがちなこと」を事前に知っておくことは大切です。
私は、留学や仕事でフィリピン人と一緒に働きながら、長期滞在をしてきました。魅力的なことやマイナスに感じる部分を体験してきました。
そこで今回は、フィリピン移住に興味を持っている方に向けて以下の内容を解説します。
- フィリピン移住で失敗、後悔しがちなこと
- 失敗、後悔しないための対策
「こんなはずじゃなかった!」を防ぐためにも、事前にネガティブな側面も理解しておきましょう。
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フィリピン移住で失敗・後悔しがちなこと9選
フィリピン移住でよくある失敗、後悔しがちなことは9つあります。
わたし自身が感じていることや、周りの移住者を見ていて失敗しているパターン、
後悔している人の声を寄せ集めてみました。
1. 時間にルーズな人が多くてイライラ
日本人から見て、時間にルーズなフィリピン人は多いです。フィリピーノタイムと呼ばれたりもします。
待ち合わせや期限などの時間を守れない人が多い傾向にあります。
日本人にとって、時間を守るのが当たり前の風潮がありますが、フィリピンでは時間に対する感覚がまるで違います。
南国特有のほんわかとした雰囲気といった感じでしょうか。
例えば、スーパーマーケットやコンビニのレジ内もゆったりとしていて、レジが渋滞したり、
仕事でミーティングが時間通りに始まらなかったりするのは当たり前です。
この時間のルーズさから、日本人にとってはイライラを感じてしまうことがあります。
- 後悔しないために
- 郷に入っては、郷に従うしかありません。待ち合わせや納期は、早めの時間を伝えておくと、後悔せずに済みます。
2. テキトーなことが多くて物事が進まない
時間にルーズなのが当たり前のフィリピンですから、物事がなかなか前に進まないことがよく起こります。
アポイントの時間になっても相手が来ない、約束したのに何の連絡もない。
お願いしていた仕事が「忘れていた」のひと言で放置されている。などなど。
これは、単なる一般企業の業務だけでなく、政府系のお役所仕事の場合もしばしば見受けられます。
聞いた話では、大切な永住ビザのプロセスが全然進んでいなかったり、銀行口座開設の手続きが放置されていたり..
フィリピンがビジネスチャンスだと思って、進出する日本企業が失敗する典型パターンがこれに該当します。
- 後悔しないために
- 物事の進捗状況はしつこいくらい確認した方がいいかもです。0.5倍速くらいに事が進むと見積もっておくと気が楽です。
3. 遊びに時間とお金を使い過ぎてしまう
フィリピンの物価は、1/3〜1/5と言われています。
物価が安いからと言って、王様気分で毎日飲み歩いていたり、クラブに行ったり、パブに生き過ぎるとあっという間にお金がなくなっていきます。
確かにお酒も安いですが、外国人が利用するようなバプや、女性関係のお店は高いですし、日本食レストランなどはそれなりに金額がします。
また、旅行にも毎週のように行って、あっという間に貯金がすり減ってしまうこともあります。
わたしも実際に、週5で飲み歩いていたら、日本よりお金を散財してしまった時期があります..
- 後悔しないために
- せっかくの移住生活なので、遊びも大事。でも長く滞在するなら計画性をもって遊ぶことも大切。
» 参考:【移住したいなら必読】フィリピンの1ヶ月の生活費のすべてを解説|2021最新版
4. 交際相手や知り合いからお金を吸い取られた
フィリピンに長く滞在すると、現地の人と仲良くなりご飯にでかけたり、飲みに出かけることも増えます。
仲良くなった現地の人と恋愛関係に発展する場合もあるでしょう。
そこで、注意が必要なのが、その交際相手や知り合いからお金を吸い取られてしまうことです。
例えば、
- 家族が病気になったので、お金を貸してほしい
- 体調が悪くて薬買う余裕がないからお金貸してほしい
- ブランド品が欲しいと言われて、ついつい買ってあげてしまう
少しなら問題ないかもしれませんが、要求がどんどんエスカレートしていく場合もあります。
大事なのは、最初の一歩。
なんでも与えるスタンスでいると、「この人は私(俺)のためになんでもくれる人」と思われかねません。
経済的余裕がないからと言って、金銭面で優しくしすぎて財産を失う人がいます。
特に中高年の男性にありがちなので、注意したほうがいいかもしれません。
- 後悔しないために
安易にお金は貸さない。一度貸したお金が命取りに。フィリピン人は金銭よりも、愛情や日頃の優しさを特に求める人が多いです。経済的救済を頻繁に求めてきたら、要注意です。
5. インターネットの回線が遅い
フィリピンはインフラがまだまだ整備されていないエリアも多くあります。
そのため、日本のようなインターネット回線が比較的安定していた国に住んでいた人からすると、不満に思う人もいます。
しかし、フィリピンでも在宅ワークなどが近年進んでいたり、コロナによってオンライン授業を実施せざるを得ない状況になっています。
そのため、国もインターネット回線の安定に力を入れているので、今後の期待感はあります。
日本人でも、フィリピンでパソコンを使って仕事をするWEBエンジニアやデザイナーなどのフリーランスも増えていますし、電波が安定しているところはたくさんあります。
とは言え、雨が降ったりして外出していると突然ネット環境が悪くなることも…
- 後悔しないために
自宅用のインターネットは、プランが沢山あるのでグレードをあげれば快適に使える。外出中に電波が悪くなることがあるのは当たり前と思っておく。
6. やっぱり虫が多い
フィリピンは南国のため、1年を通じて温暖な気候です。
そのため、蚊などの害虫が多いです。日本でも夏は害虫が多いですが、それが1年中続くようなもの。
事前に分かってはいても、我慢しきれない人もいるかもしれません。
昼間はほとんど出くわすことがないのですが、夕方になると突然増える印象です。
わたしは、職場で虫を退治する電気ラケットで瞬殺していました。
- 後悔しないために
- 住まいは、コンドミニアムの高層階を選ぶとキレイなので、害虫や蚊に遭遇する機会も減らせる。虫除けクリームが沢山売っているので常備しておく。
» 参考:フィリピンのセブ島で移住するための賃貸部物件の探し方と借り方【契約ステップも解説】
7. 言葉が通じず、孤独を味わった
英語ができなくて、現地の人とコミュニケーションが取れなかった..
せっかく海外に来たのに、ローカルの人と仲良くなれず、数少ない日本人とだけの交流にとどまり、日本にいるのと変わらない..
という状況に陥り、孤独感や不満足感を感じてしまう人もいます。
フィリピンでは英語が伝わるので、他の英語が伝わりにくい国よりも現地の人と交流はしやすいです。
そのため、英語を学ばないことは損になると思います。
現地の人と交流が持てることは、想像以上に嬉しいことですし、フィリピン移住の醍醐味です。
- 後悔しないために
- 英語の勉強は少しずつでもいいからやっておく。現地のローカルの人と仲良くなるには、なるべく外に出かけたり、現地の人と交流が持てる移住サービスなども上手く活用する。
8. 渋滞が多くてイライラ
渋滞によるイライラは、東南アジア共通の問題です。
特に首都マニラでは、渋滞がひどいと言われています。
渋滞が多いというだけで、フィリピン移住に後悔した・失敗したと思う人は少ないかもしれませんが、事前に知っておくと心が楽です。
特に月曜の朝と金曜日の夕方は注意が必要です。
タクシーで20分の距離が、1時間半くらいかかってしまうことも..
- 後悔しないために
- 渋滞回避のために、ラッシュの時間を避けて移動する。バイクタクシーを使うとすり抜けてくれるので、上手く活用する。
9. 甘くてオイリーな食事が多い
フィリピンの食べ物は、甘いもの・オイリーな食事が多い傾向にあります。
スイーツ好きな人や、脂っこい揚げ物などが好きな人にとっては良いかもしれませんが、そのせいで太ってしまった…と後悔する人もいます。
街の屋台には、punko punkoと呼ばれる揚げ物屋さんがたくさんあります。使い古されている油が使われていることが多いので、健康的に少し不安があるかもしれません。
しかし、あっさりした料理やスープなどもありますし、フルーツもたくさんあるので、神経質にならなくても大丈夫だと思います。
父親に実家が鹿児島の離島なのですが、そこでも脂っこいものや味付けが濃いものが多いです。
南の島は、脂っこいものや味が濃いものが多いのかもしれません..
- 後悔しないために
- フィリピンには、都心部であればレストランが沢山あります。日本料理や韓国料理、イタリアンなど色んな選択肢を取り入れるとgood
フィリピン移住で失敗・後悔しないための4つの対策
ここまで、フィリピン移住で失敗・後悔しがちなことについてお伝えしました。
後悔しないためのポイントも簡単に触れましたが、
その中でも大切な、フィリピン移住を成功に導く4つの対策について解説します。
1. それがフィリピンの普通と心得る
フィリピンには、フィリピンなりの文化や風習、常識があります。
時間に対する考え方や仕事のスタイル、食文化一つとっても違います。
経済が大きく成長している変化の途中なので、日本とは違う部分に衝撃を受けることもあるでしょう。
少しイメージすれば、当たり前のことなのですが、便利で豊かな日本に長く住んでいた人にとっては、許容できない人もいます。
フィリピン移住に失敗、後悔したくないのであれば、「それがフィリピンの普通で当たり前のこと」と受け入れるマインドが大切です。
日本との違いを楽しむくらいの感覚でいるといいかもしれません。
2. お金の管理はしっかりと
飲み歩きや遊びに必死になり過ぎたり、男女関係によって資金を溶かしてしまう人もいます。
物価が安いのは事実ですが、度を過ぎてなりふり構わず娯楽に費やしすぎると、後々後悔します。
長期的に滞在を考えるのであれば、資金計画はある程度考えていた方が身のためです。
とは言え、娯楽に費やすことで色んな経験値を蓄えることもできるので、程よいバランスが重要ですね。
交際相手からお金の話があったときには、心を鬼にして、「本当に渡すべきお金なのか?」を考えるべきです。
フィリピンだからということではなく、お金を要求する人には注意が必要です。
わたしもフィリピンにいて、お金の話をされることが何度もありましたが、その度に少し距離を置くようにいていたりしました。
3. 言葉(英語)の勉強をしておく
フィリピン移住に英語が必要か?という議論がありますが、移住経験者の意見としては、英語は勉強すべきです。
理由は、英語というコミュニケーションツールが使えないと人との関わりが限定されてしまうからです。
英語を話す現地のフィリピン人とコミュニケーションが取れずに、日本人とだけ話したり、知り合いが増えずに孤独感を味わう結果に繋がってしまいます。
英語ができなくても生活はできます。
しかし、言葉が使えないことで不満足感を感じるのは時間の問題だと思います。
何より、英語ができることで騙されたり損することも減りますし、他の国でも使えます。
折角英語が伝わる国ですから、コツコツ学習しておいて損はありません。
詳しくは、以下の記事で解説しています⇣
» 【3ヶ月でOK】海外移住に向けた損をしない英語の勉強法について教えます
» 海外移住は英語ができないと失敗する?【英検3級レベルの僕が解説】
4. コミュニケーションは積極的に
英語の勉強ともつながりますが、言葉を学んだらそれをどんどんアウトプットして、現地の人との交流を深めましょう。
語学スキルは使わないと腐ってしまいます。積極的に話かけてみることをお勧めします。
わたしは、スーパーのお姉さんと立ち話したり、飲み屋でとなりの人と話して社交性を磨きつつ英語を使う場を強制的につくっていました。
友人は、マッチングアプリをつかっている人もいました。
いや、でもそんな他人に話かけるなんでできないよ…マッチングアプリとかちょっと怖いし…
という方は、現地のフィリピン人とつながりを作れる移住サポートをしているサービスもあります。
参考にしてみてください。
まとめ
今回の投稿では、フィリピン移住でよく起こる失敗や後悔、それに対する対策を紹介しました。
現地に行って、予想外のことや不便なことも起きるでしょう。
トラブル対応も一つの経験とポジティブに捉え、不便さも楽しむくらいの気持ちで移住に望むと、「失敗した・後悔した」と思うことも少なくなるはずです。
「フィリピンの魅力的なところも詳しく知りたい」という方は、フィリピン移住9つのメリットと5つのデメリットでも紹介しています。
悪い側面と言い側面をよく見て、フィリピン移住に踏み出してみてくださいね。
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