- セブ島留学はいつから再開するの..?再開の目処と予測を教えて!
- 何がどうなったら行けるようになるの?
セブ島留学を待ち望んでいる方、長引くコロナで諦めかけている方もいるのではないでしょうか?
私は、過去にセブ島の語学学校で働いていました。現在は、フィリピン移住者のサポートをしていて、毎日新型コロナウイルスに関するフィリピン政府の動向を現地企業と一緒にチェックしています。
そこで、今回は「セブ島留学はいつから再開するのかを知りたい!」という方に向けて、以下の内容を解説します。
政府からの情報、現地移民局とやり取りをしているフィリピン企業からの情報も参考にお伝えします。
- セブ島留学 再開時期の予測
- 現在のコロナ感染状況とワクチン接種状況
- 再開のための条件
- 再開後に注意したいこと
結論:セブ島留学|再開時期の予測
先に結論をお伝えします。
セブ島留学の再開時期は、2022年3月頃1月頃ではないかと考えています。(2021年12/1より観光ビザの入国を再開する発表があったため、予想変更します!)
2022年1月から再開を宣言している語学学校もありますが、これまで何度も再開の時期の見直しを告知されていますので、当てになりません。
フィリピンは、パンデミックに対してかなり慎重な国です。かつワクチンに対しても懐疑的な人が多くいます。
また、1月と予測しましたが、受け入れ側の語学学校の体制や、営業の制限などがかかる可能性もあるため、現実的に、留学生が流動的になるは、2022年3〜5月頃になることも考えられます。
それでは、なぜ今回3月1月再開と予測したのか?
この根拠を、以下の2点に沿って解説していきます。
- 現在のフィリピンでのコロナワクチンの接種状況
- 再開のための条件
過去〜現在のコロナ感染状況とワクチン接種
以下の図は、セブ島が属する中央ビサヤ諸島(セブ島・マクタン島・ボホール島など)の感染状況の推移です。
8月以降、陽性者数は急降下しているのが分かります。日本と似た動きをしています。
11月以降のデイリーの新規陽性者数は、セブ島の語学学校が沢山あるメトロセブ(セブ市、ラプラプ市、マンダウエ市)では、平均的にみて10〜20人程度です。
新規の感染者はほとんどいない!というのが現状です。
しかし課題は、ワクチン接種率です。
11月19日時点で、接種率はフィリピン全体で約37%です。
日本は、2回接種が完了しているのが全国民の76%、世界平均が52%ですので、遅れていると言えます。
しかし、まだ接種していないフィリピン人も、既に接種のための予約を完了している人が、多く接種待ちが続いています。
フィリピンが出遅れた理由は、ワクチン供給確保の問題もありますが、ワクチンに対する懐疑心が強いことが影響しています。(宗教的問題や、ワクチンというもの自体への捉え方の違いや心的な耐性ができていないなど)
詳しい摂取状況は以下よりタイムリーに確認できます。
セブ島留学|再開のための条件
ここまで、フィリピンのコロナ感染状況と、ワクチン接種率をみてきました。
こちらでは、セブ島留学は「どんな条件が揃えば再開されるのか?」について解説を続けます。
ポイントは4つあります。
- ワクチン接種率の増加
- アラートレベルの緩和
- 観光ビザでの入国解除
- 語学学校の営業許可(フィリピン教育庁)
再開の条件1:ワクチン接種率の増加
ワクチン接種の効果は、言わずもがなですが、その効果が認められています。
前述の通りフィリピン全体のワクチン接種率は約37%です。(2021年11月19日時点)
このワクチン接種率の増加が、感染者数の減少に大きく貢献します。
フィリピン政府は、ワクチン接種した人に商品券獲得のチャンスなど金銭面で “ツリ“ を使った方法で接種率を高めようとしています。
また、レストランや役所、空港などワクチン接種した人でなければ働くことができないようルールを厳格に定めています。
このような政策も接種率の加速を強めると思われます。
再開の条件2:アラートレベルの緩和
今まで、フィリピンではロックダウンの規制を(ECQ、MECQ、GCQ、MGCQ)の4つに区分していました。
しかしながら、今までの区分は医療のひっ迫などの要素が加味されていませんでした。そこで新しい考え方が生まれました。
それが、警戒アラートシステム(alert levels system)です。11月〜正式にスタートしています。
▶参考:コミュニティ隔離検疫の区分・警戒アラートレベル|フィリピン
こちらも4段階に分かれており、セブ島は2021年11月時点で、アラートレベル2(2番目に緩い区分)に位置づけられています。
これがアラートレベル1に緩和されることは、セブ島留学の再開には必須でしょう。
再開の条件3:観光ビザでの入国解除
ワクチン接種率が高まり、アラートレベルも緩和されると、「観光ビザ」による入国制限の解除が次のステップです。
フィリピン移民局、IATF(感染症に関する省庁間タスクフォース)、保健省(DOH)、検疫局など各省庁や機関が協議をして、外国人の入国を検討します。
2019年11月20日最新の情報では、フィリピン観光省とIATF(感染症に関する省庁間タスクフォース)との協議では、観光ビザによる入国を間もなく再開する意向が承認されました!
現在、外国人の受け入れ体制の確立に向け、早急に動いているとのことです!
→12/1〜リスクが低いとされているグリーン国からの観光ビザでの入国再開が決定しました!
要するに、観光目的で外国からの旅行者が入国できるタイミング=留学生が入国タイミングというわけです。
11月時点では、一部の移民ビザ、永住権、就労ビザを保有した人だけが条件付きでフィリピンに入国できる状況です。
再開の条件4:フィリピン教育庁TESDAの許可
最終ステップになるであろうポイントは、フィリピン教育庁TESDAからの語学学校の営業許可が降りることです。
現在、フィリピンの小学校〜大学では、オンラインとオフラインを組み合わせた教育システムが進められています。
オフラインの対面授業も人数制限がされているのが現状です。
日本と比べると公立、私立の教育機関ですら、未だに規制が強くかかっていると言えます。
セブ島留学はもちろんface to face の対面授業が前提となります。
そのため、フィリピン教育庁がまず、現地の私立・公立の学校の規制を緩め、オフラインによる対面授業が常態化した段階で、セブ島の語学学校の再開も検討されるという流れになると予測されます。
以上の条件を見ていくと、意外に時間がかかってしまうのでは?というのが私の見解です。
ですので、一部語学学校は1月再開を宣言していますが、もう少し後ろ倒し(3月頃)になる予測です。受け入れ側の学校の体制が整うのにも一定の時間がかかります。
セブ島留学 再開直後に注意したいこと
ここまで、セブ島留学の再開時期の予測、再開に向けた条件の解説をしてきました。
続いて、再開後の懸念事項も目をそらさず見ていきましょう。
国際便チケットの高騰化
セブ島留学する人が利用する航空会社は、フィリピン航空か、格安航空LCCであるセブパシフィック航空になります。
世界の航空会社は未憎悪の経営危機を迎えています。フィリピンもしかり。
そのため、しばらくは航空券の高騰が続くのではないかと考えられます。
しかし、ながら政府の支援がどの程度はいるのか?によっても、変わります。
また、飛行機のチケットはダイナミックプライスといって、時期によりかなり値段が変動します。
観光ビザによる入国が再開されたからと言って、安易に留学エージェントからの強いプッシュにおされて高い航空券を掴まされないよう、注意が必要です。
治安の悪化
もともとフィリピンの治安はいいとは言われていません。
コロナウイルスのパンデミックによって、職を失った人、大黒柱が失業して家族を養えなくなってしまったひとも沢山います。また、スラム街の食糧難も深刻です。
そんな中、盗難やスリには今まで以上に気を配っておく必要があります。
しかし、スリと盗難にさえ気をつけておけば、大きな身を侵されるような被害に合う確率はかなり低いです。
フィリピンには、スーパー、コンビニ、ショッピングモールなど至るところに警官が警備にあたっているからです。
外出するときは必要以上の金銭を持ち歩かない、金目のものを見に付け過ぎない、特に女性は夜一人で出歩かないななど、基本的なことを守っておけばひとまずは安心です。
現地で働く語学学校スタッフにも、具体的な危険エリアや気をつけたほうがいいことは、入学時にオリエンテーションがあるはずです。
▶参考:【ヤバイってホント?】セブ島留学の気になる治安問題|データ&実体験をもとに解説!
医療の受け入れ先
フィリピン セブ島の医療がひっ迫する可能性があります。
日本が2021年7〜8月頃に感染爆発して、医療のひっ迫が騒がれていましたが、フィリピンでも同じような状況でした。
しかし、現在はワクチン接種も進み、新規陽性者数の数は、メトロセブ(語学学校が集中するエリア)では10人前後の日が続いています。
しかし、政府は医療体制の強化に向けてテコ入れをしています。実際にセブ市に、セブシティメディカルセンター(CCMC)という病院が2021年9月19日オープンしました。
救急医療も取り扱う病院なので、外国人にとっても安心です。
セブには、日本にも劣らない最先端の設備が整っている大病院がいくつかあります。
▶参考:【病気になる前に!】セブ島5つの病院と1つのクリニックの特徴を知っておこう
とは言え、必ずしもコロナに感染しない、病気にならないとはいい切れません。
そのためにも、以下の対策はしておくといいです。
- 渡航前に海外旅行保険に加入する
- 常備薬は多めに持参する
- マスクは多めに持参
アルコールに関しては、もともとよく使う習慣があるフィリピンで、香り付きの安いものが沢山売られています。
語学学校の授業スタイルの変化
セブ島留学と言えば、マンツーマンレッスンを受けられるのが最大の魅力の一つでした。
コロナが終息しても、しばらくはソーシャルディスタンスが続きそうです。
その場合、今までのマンツーマンレッスンレッスンが行えるのかは不安要素の一つです。
おそらくですが、フィリピン教育省や各市長などから細かい規定ルールが定められるのではないかと思います。
こちらに関しても、公立や私立の学校のルールに準ずるのではないかと思います。
とは言え、マンツーマンレッスンは語学学校特有のスタイル。どんなルール化がされるかは、未だ検討がつきません。
逆に個室や半個室で仕切らているのが、セブ島留学のスタイルなので、ポジティブに働くことを期待したいですね。
まとめ:セブ島留学の再開
今回は、「セブ島留学はいつから再開するのか?」をテーマに解説しました。
フィリピン政府からは「12/1〜観光ビザの入国制限を解除する」と宣言していますので、光が見えてきました。
しかし、現地の語学学校は休校状態のとろこも多く、これから再オープンするにしても校舎や人の採用などに想像以上の時間がかかると思われます。
希望は捨てず、期待感は持ちすぎず、時期が来るまで英語の勉強を粛々と進めましょう。事前学習がセブ島留学を数倍も楽しく、実りのあるものにします。
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社会人留学、シニア留学、親子留学など、みなさまのご状況に合わせた学校紹介とプランニングをさせて頂いています。
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(出典)DOH(フィリピン観光省)/IATF(フィリピン移民局、IATF)/BI(入国管理局 )