- 近年増えている「海外フリーランス」に憧れる!
- でも、どうしたら海外フリーランスになれるのか分からない!
近頃は「フリーランスとして海外移住する」という新しいライフスタイルが浸透しており、もっと自分のワークスタイルを自由に選べる時代へと変わっていくはずです。
そんな海外でのフリーランスに関心が増える一方、「海外でもできるフリーランスの仕事は何があるの?」「フリーランスが海外移住するメリットは?」など不安に感じることも多いです。
わたしは現在タイに移住し、海外生活は4年目です。これまで韓国やオーストラリアにも滞在していました。
今回は海外経験を何年もしてきたわたしが、【海外フリーランスを目指すための完全ガイド】としてフリーランスが海外移住する方法やメリット、海外移住におすすめの国などについて徹底解説していきます!
- 海外フリーランスのメリット
- 海外フリーランスとして考えられる仕事
- 海外フリーランスになるための方法・ステップ
- おすすめの移住先
- 事前に注意しておくべきこと
海外でのフリーランスに興味がある人はぜひこの記事で、これからの「人生の選択肢を広げるため」の参考にしてみてください!
海外フリーランスのメリット
海外でフリーランスになると、会社員時代には経験できない魅力やメリットがたくさん味わえます。
仕事やプライベートなど生活における選択の幅が自由に広がったり、海外ならではの面白い非日常体験がそのまま仕事に繋がることもあります。
ここでは、そんな海外移住をしてフリーランスで働くメリットについて解説します。海外でフリーランスになるメリットを理解し、自分のライフスタイルに合うかどうか改めて考えてみましょう!
さらに詳しい海外移住でのメリット・デメリットについては、こちらの記事を参考にしてみてください!
1. ストレスフリー
海外移住をしてフリーランスになると、日々のストレスや疲れを感じることが大幅に減ります。
早起きをしてギュウギュウの満員電車に揺られたり、面倒な職場の人付き合いに悩む必要はありません。
「今日は、あの気になってたカフェで作業しよう」「今日は体調が良くないから休もう」など、自分の気分に合わせて働く人や時間、場所さえも自由に選べます。
このように生活にあらゆる縛りがなくなることで、余計なストレスを抱えなくなります。その結果、心にも余裕が生まれて自分を大切にできるので、心身ともに健康になれます。
2. スキルが身につく(英語、仕事)
海外でフリーランスとして働けば、英語スキルが身につきます。
海外では、ほとんど日本語が通じず知り合いもいない環境なため、英語を使う機会が必然的に増えるからです。
» 参考:海外移住は英語ができないと失敗する?【英検3級レベルの私が解説】
また同時に専門的なスキルも身につきます。
フリーランスの仕事は、頑張った分がそのまま収入に繋がります。収入のためにはレベルの高いスキルが必要になるため、努力量にあわせて能力値も上がります。
スキルを身に付けた結果、仕事の幅も広がって自分の経験値も上がると言えます。
3. 物価が安いので経済的不安が減る
海外でフリーランスになれば、日本に比べて物価が安い国が多く、経済面の不安が減ります。
そのため、たとえ日本と同じ収入だとしても、海外で暮らす方が生活費を抑えられるというケースは多いです。
特に住居に関しては、日本よりも家賃を安い上に、家具付き物件がある国が多いのでコスパも最高です。食事も屋台などのローカルな食事に抵抗がなければ、一食あたりの値段が日本の約半分以下で済ませられます。
物価が安い国については、以下の参考記事で解説しています。ぜひ海外移住での参考にしてみてくださいね!
海外フリーランスとして考えられる仕事
最近では、パソコンとネット環境さえあればどこにいても作業ができる、という自由なワークスタイルを持つ人たちの割合が増えてきています。
また、スキルシェアサービス(クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなど)によって、個人でも仕事をゲットしやすい時代になりました。
それに加え、フリーランスエンジニアやデザイナー向けの専門求人サイト(freelance hub)を使うことで、多彩な条件で自分にピッタリな職種を見つけることも容易になっています。
ではフリーランスとして海外移住をしている人たちは、実際にどのような仕事をして生計を立てているのでしょうか?
ここでは、海外でフリーランスとして考えられる仕事について解説していきます!
▶詳細版:海外フリーランスとして活躍できる仕事と職種【仕事の取り方も解説】
1. ITエンジニア
ITエンジニアとは、ゲームやアプリや家電製品などのIT関連のプログラミングシステムを作る仕事です。
エンジニアはチームとなって仕事をすることが多いため、プログラミング知識だけでなく、コミュニケーションスキルも必要になります。
これからAIの発達によって、将来的にもどんどん需要が高まっている職種です。
2. webライター
webライターとは、ネット上にあるサイトやSNSなどのあらゆる文章を執筆する仕事です。
さまざまなジャンルの記事案件があるので、自分の仕事や趣味など、得意な分野の知識・経験を活かせます。
webライターに特別な資格は必要なく、文章を書くことが好きなら始められます。
そのため、未経験でも挑戦しやすい仕事です。
3. webデザイナー
webデザイナーとは、web上にある企業のサイトやバナーを作ったり、そのデザインを担当する仕事です。
webライター同様、特別な資格は必要ありませんが、フォトショップやイラストレーターなどのwebデザインに関する基本的な知識が求められます。
また、クライアントにアイデアを伝える企画力や、コーディングに関する知識なども大切になります。
4. その他(翻訳)
翻訳とは、映画やドラマや本など、あらゆる海外コンテンツを日本語に訳す仕事です。
最近は本の翻訳だけではなく、海外のYouTubeチャンネルやwebマンガなどの需要も高まっています。
そのため、web上での翻訳の仕事も増えてきています。
翻訳をすることで、自身の言語の勉強にもなるのでスキルアップも期待できます。
海外フリーランスになるための方法・ステップ
「海外でフリーランスになりたい!」という気持ちだけでノープランに海外移住すると、「こんなはずじゃなかった..」と後になって後悔することになりかねません。
(参考:【経験から語ります】海外移住で後悔する典型例と予防策)
ここでは、海外移住をしてフリーランスで生計を立てるための具体的な方法についてご紹介していきます!
パターンは2つです。
- スキル獲得→クライアント獲得→渡航
- 貯金→渡航→スキル獲得→クライアント獲得
パターン1:まずは日本でスキルを磨く
海外でフリーランスになるための無難なステップは、まず日本でフリーランスになるスキルを十分に得たあとに、海外移住をスタートさせるというものです。
移住前にフリーランスとしてのスキル(プログラミング、ライティング、デザイン、営業など)をしっかり磨く
磨いたスキルを元に、実績を積み上げ、クライアントを獲得する
ある程度フリーランスとして経験や収入が増えて、土台が固まったら渡航。
経済面が安定してると、現地で路頭に迷うことも、海外移住をしてすぐに焦って動き回る心配もありません。
パターン2:とりあえず海外に渡航してしまう
海外移住の資金を集めて現地に着いてからフリーランスを目指す、という方法です。
現在のスキルレベルに関わらず、とりあえず数ヶ月〜1年くらいは生活できる貯金を日本でする
その貯金と、パスポートを片手に渡航
渡航先で、独学したり、オンライン講座を利用してスキルを身につける。
インターンシップをしながらスキルを磨く方法もあります。
実績がなく、駆け出しの場合は、クライアント獲得が難しいため仕事の波に乗るまで時間がかかる、というリスクがあります。
海外フリーランスにおすすめの国
実際にフリーランスで海外移住するには、どの国がおすすめなのでしょうか?
「移住先で英語は伝わる?物価は?気候は?日本人コミュニティは?」など、気になることばかりです。
そんな疑問を解消するために、ここではフリーランスにおすすめの国をご紹介します。選定ポイントは以下の通りです。
- 物価
- ビザの取りやすさ
- 気候
- 英語が伝わるか
- 日本人コミュニティがあるか
好みは人それぞれですが、私の移住経験から総合的に見て、東南アジアがおすすめです。
ぜひ自分にピッタリ合う国を見つけて、海外移住をもっとリアルにイメージしていきましょう!
そんな東南アジア移住の魅力については、以下の記事でも詳しく紹介しています⇣
1. タイ
タイは海外移住するフリーランスに人気な国のひとつです。
わたし自身タイに住んでいますが、タイ人は親日な人が多く、日本人街があるほど日本人もたくさん住んでいるので、心細く感じません。
またプール・ジム付きコンドミニアムが日本の半額の家賃、マッサージや美容のレベルが高め、各国の美味しいレストランが充実しているのが魅力です。
特にチェンマイはおしゃれなカフェやゲストハウスが多いので、フリーランスに絶好な環境が整っているのもポイントです。
2. マレーシア
マレーシアはタイ同様、おしゃれカフェが多くてネット環境に困らないため、海外移住するフリーランスに人気な国です。
またマレーシアの第二言語は英語なので、現地の言葉が分からなくても比較的コミュニケーションが取りやすいのもメリットです。
さらに物価も安く、ショッピングモールが各地にあるので生活には困ることはありません。活気のあるクアラルンプールは他の東南アジアに比べて街がきれいかつ発展してるので、日本人にも抵抗なく住みやすいです。
3. ジョージア
東南アジアではありませんが、ジョージアは海外移住したいフリーランスから最近注目が集まっている国です。
その一番の魅力は、ビザがなくても1年間滞在が可能なことです。
また家賃が約3万円からと低コストで生活ができたり、日本でも知名度を上げつつある「シュクメルリ」などのジョージア料理もレベルが高いと言われています。
さらに治安も良くて市街地に温泉がいくつもある、という点も日本人から人気を集めている理由です。
4. フィリピン
フィリピンは、物価・気候・距離・ビザの優遇性・英語の伝わりやすさなどをみてもバランスが取れている国です。
特にビザに関しては、一旦観光ビザで入国してしまえば、ビザの更新を繰り返すことで出国することなく1年以上過ごすことができてしまいます。
また、セブ島ではITパークというエンジニア界隈の人たちがあつまるエリアがあり、海外フリーランスの人も多く住んでいます。
インターネットの速度の問題が懸念されていたフィリピンですが、インフラ整備が着実に進んでおり、カフェでもフリーwifiが利用なところがほとんどです。
英語が伝わるので、現地のフィリピン人とも交流がしやすいというメリットもあります。
» 参考:【これが真実】フィリピン移住9つのメリットと5つのデメリットを完全解説
英語を使ってフィリピン就職を目指したい方へ海外フリーランスが事前に注意すべきこと
ここでは、海外フリーランスが事前に注意するべきことについてご紹介していきます。海外生活はキラキラして見えますが、日本とは文化やルールが180度違って苦労する部分も多いです。
また、会社のサポートがない環境ですべてを自分で決断していかなければいけず、もし何かあっても自己責任になります。
» 参考:数少ない移住サポート会社はこちら|フィリピン版
海外フリーランスになる前に、ここでの内容をしっかりと理解し、未然にトラブルを回避していきましょう。
1. ビザについて理解する
一番大切なビザの種類について理解しましょう。
ビザとは「その国に滞在するための入国許可証」のことです。日本から短期で海外旅行するだけならビザの心配はいりませんが、海外移住をする際は、ほとんどの国でビザ申請が必要です。
ビザ申請はすぐに受理されるわけではなく日数がかかるので、余裕を持っての申請をおすすめします。
また取れるビザの種類は国によって大きく変わるので、あらかじめしっかりと調べておきましょう。
(海外フリーランスのビザに関する詳細記事は、現在作成中です..)
2. 税金について理解する
所得税などの税金について理解しましょう。
会社員の場合は雇用側が控除してくれますが、フリーランスの人は自分で手続きをしなくてはなりません。
移住する期間などの条件によっても変わってきますが、海外転出届を提出して住民票を抜くなど、しっかりと前もって準備をしておきましょう。
さらに詳しい税金の手続きなどについては、以下の記事で紹介しているので要チェックです!
海外移住者の税金(所得税・住民税)について分かりやすく解説します|手続きと対策3. 医療や保険について理解する
医療や保険について理解しましょう。日本とは違い、海外の医療費はとても高くつきます。
特にフリーランスだと、税金同様に会社員とは違い何かトラブルが起きたときも、自分で対応しなければいけません。
食中毒や不慮の事故に巻き込まれ、高額な医療費を払うリスクもゼロではありません。万が一のことを想定して、海外移住前には海外保険に渋らず加入しておくと安心です。
詳しい解説は、【海外移住前の10個の準備リスト】と、【移住前に必ずやるべき手続き16個】の記事を確認ください。
まとめ
今回は、【海外フリーランスを目指すための完全ガイド】として、フリーランスが海外移住する方法やメリット、おすすめの国などについて徹底解説していきました。
最近では「ノマド」という言葉を見かけるようになり、自分が好きな場所で自由に働いたり、副業にポジティブなイメージを持つ人が増えています。
「どんなワークスタイルやライフスタイルで生きるか」は、あなたの行動次第で大きく変わる時代になりました。
そんな自由な時代の波に乗って、海外移住やフリーランスを目指し、さらに充実した人生を歩んでいきましょう!
最後まで読んでいただきありがとう御座います。
あなたが、ぼんやり思い描いていた「海外フリーランスのワークスタイル」について、少しでもクリアになったのであれば嬉しいです。
とは言え、これからフリーランスとして海外移住するには、いろんな疑問や悩みが出てくるかもしれません。そんなときは、移住サポートをしているサービスもうまく活用することもできます。