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物価が安い国ランキング!移住するならココの国がおすすめ【物価以外のポイントも解説】

物価が安い国ランキング|移住におすすめの国(費用以外も)

Question
Question
  • 将来移住を考えているけど、物価はどこの国が安いのか知りたい!
  • 物価以外に移住先を決めるポイントを知りたい
  • おすすめの国があれば教えてほいし

本記事ではこのような疑問について解説していきます。

信頼性のあるデータをもとに世界の生活費(物価)をランキング化しつつ、移住先を選ぶポイントまでお伝えします。

最後までお読みいただくことで、皆さんに合った移住先の候補が見つけられるはずです。

物価が安い国ランキング

物価が安い国ランキング(海外移住)

NUMBEOという世界中の都市や国々の生活情報を管理する世界最大のデータベースが発表している生活費のランキングをもとに解説します。

物価が安い順にトップ5まで大陸ごとにランキングしていきます。

ちなみに、日本で過ごした場合の一ヶ月の平均生活費は、地域により変動はありますが、13〜15万円程度になります。

この生活費の高さは世界138ヶ国中で第7位、アジアで1位です。日本の経済力の高さが伺えます。

高齢化社会をきっかけに日本の経済はすでに衰退が進んでいますが、生活コストは高いということが分かります。

では大陸ごとに見ていきましょう。

アフリカ大陸

物価が安い国ランキング(アフリカ大陸)
アフリカ大陸
順位 物価指数
1 リビヤ 22.32
2 ザンビア 28.06
3 アルジェリア 28.31
4 チュニジア 29.50
5 ナイジェリア 29.74

アフリカ大陸は他の大陸と比較しても、一番物価が安いです。アフリカ地域は世界でも貧困層が多いと言われ、貧困率は40%を超えると言われています。

物価が安いのはいいかもしれませんが、移住を考えると、治安や疫病の問題も懸念視されます。

アフリカ移住する明確な理由を持っている人は検討すべきでしょう。


アメリカ大陸

物価が安い国ランキング(アメリカ大陸)
アメリカ大陸
順位 物価指数
1 パラグアイ 30.72
2 コロンビア 31.00
3 ブラジル 31.82
4 メキシコ 35.05
5 ボリビア 36.11

アメリカ大陸では、主に南米エリアに物価の安い国が集中しています。

物価指数的には低いですが、同じ国の中でも土地や物価の値段は大きく変わります。

貧困と格差の問題から場所によって生活コストが変わるからです。


アジア大陸(東南アジア)

物価が安い国ランキング(アジア大陸)
アジア大陸

アジア大陸をランキングすると、パキスタンやウズベキスタンなど外務省からも渡航が危険な国として位置づけられているため、ここでは移住先として人気の東南アジアに絞ります。

順位 物価指数
1 インドネシア 37.44
2 ベトナム 38.05
3 ミャンマー 38.06
4 マレーシア 39.51
5 フィリピン 40.65

これらの国々は旅行先としても有名ではないでしょうか?

どの国も親日国で、移住者も増えてきています。ミャンマーでは、2021年はじめ頃に軍事的なクーデターが起こりました。渡航には注意しましょう。

貧富の差が激しい発展途上国は、こういった事態も起こりえますので情勢をチェックしておくといいでしょう。

具体的な生活コストは以下の記事で詳細をまとめています。


ヨーロッパ大陸

物価が安い国ランキング(ヨーロッパ大陸)
ヨーロッパ大陸
順位 物価指数
1 ウクライナ 29.21
2 コソボ 29.40
3 ベラルーシ 30.69
4 モルドバ 32.68
5 ロシア 33.17

ヨーロッパは物価が高いというイメージを持つ方はいますが、安くて自然が豊かで暮らしやすい場所もあります

物価以外にも、気候や治安、食事、英語は通じるのか?他の言語しか伝わらないのか?を確認するといいでしょう。


オセアニア

物価が安い国ランキング(オセアニア)
オセアニア

オセアニアは3つしか国が存在しないので全て掲載します。

順位 物価指数
1 フィジー 48.54
2 ニュージーランド 79.14
3 オーストラリア 84.14

フィジーの物価指数は低いですが、ニュージーランドとオーストラリアは高いですね。

実際わたしがオーストラリアに住んでいたときは、食材一つひとつの値札を気にしながら買い物をしていました。
日本と同じ、あるいはそれ以上でした。

物価以外で移住先を決める8つのポイント

食事

物価以外で移住先を決めるポイント(食事)

1つ目は、食事がおいしいか?自分に合うか?を確認しましょう。

食事は毎日取るものですし、食事が口に合わないのはストレスになります。

とは言え、人気の移住先では日本食レストランも増えていますし、ファストフードもあります。

よっぽど田舎に行って暮らさない限り、選択肢は沢山ありますので過剰に心配する必要はないでしょう。食べるのが好きなひとは、食を中心に国を選ぶのがいいと思います。

人にもよくあるベトナム料理屋、タイ料理、ネパール料理、インドネシア料理あたりは王道で、日本人が好む味です。


風習・文化・人となり

物価以外で移住先を決めるポイント(風習、文化、人となり)

2つ目は、その国の文化や風習、ひととなりです。

理由は、その土地に入ったらその土地の人と関わり、その国のルールや考えに従うのが常識だからです。

私がフィリピンに行って間もない頃こんなことを感じていました。

  • なんでフィリピン人って時間を守らないんだろう
  • なんでこんなに家族ファーストなんだろう、愛情深いんだろう
  • なんで仕事終わっていないのに、すぐ帰るんだろう
Yuki
Yuki

時間に対することや、仕事に対する情熱など、感覚的に異なることがありました!

そして日本人が抱くこのような感情は、フィリピン人からすると「日本人の行動が異常」な部分もあるということに気づきました。

▶【これが真実】フィリピン移住9つのメリットと5つのデメリットを完全解説

移住前の旅行などで現地の人となるべく関わるようにして、人となりを理解したり、現地での居住経験者に話を聞いてみることをオススメします。


気候

物価以外で移住先を決めるポイント(気候)

3つ目は、自分が好む気候を満たしている国、エリアを選ぶようにしましょう。

寒いところが嫌いなのに、寒さが厳しいカナダやロシアに行ったら最悪です。
私も一年中夏で良いと思う派なので、東南アジア方面や比較的温かい日が多いオーストラリアに住んできました。

日焼け対策は必要ですが、Tシャツで過ごせるのは楽ですよね。

そして花粉症の人は、花粉がない国を選ぶことをオススメします!!

私もなかなかヒドい花粉症の持ち主ですが、鼻詰まり目のかゆみに悩まされないのは嬉しいポイントです。

アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・南アフリカ・ヨーロッパでは花粉があるようです。(参考記事)

中国や韓国では黄砂があるので合わせて注意したいですね。


治安

物価以外で移住先を決めるポイント(治安)

特に女性の方は気になるポイントだと思います。

日本ほど治安がいい国はありません。(ネットなどの巧妙な犯罪は増えていますが、、)
日本だと電車でうたた寝なんてことは日常茶飯事ですが、海外で同じことをしたらスリや東南のカモになります。

とは言え、治安が悪いと言われる国であっても安全な場所は沢山あります。
治安がいい場所でも道を一本外れるとスラム街が広がっているような地域もあります。

同じ国の中でもエリアによって変わるということを覚えておきましょう。

いずれにしても、夜の遅い時間帯は1人で出歩くのは控えたいところです

Yuki
Yuki

私がフィリピンにいたときは、治安がいいとされている地域に住んでいましたが、夜出歩くときは現地人に染まるように半袖短パン、ビーチサンダルスタイルで行動したりしていました。
▶参考:【ヤバイってホント?】フィリピンセブ島の気になる治安問題

現地に詳しい人に事情を聞いて、周辺情報を確認するといいです。


日本からの距離

日本からの距離

日本から近いところを移住先にするのが安心です。

「移住なんだから関係ないだろ」と思う方もいるかもしれませんが、近いほうが安心な理由があります。

  • 自分が大病したときにすぐ帰国できる
  • 家族にトラブルがあったときにすぐに駆けつけられる
  • 帰国するときの飛行機代が安い
  • 近いとデュアルライフ(2拠点生活)がしやすい

最近ではデュアルライフ(2拠点生活)で年に数回帰国する人や、プチ移住や海外ワーケーションでなるべく近い場所で移住にチャレンジする人も増えてきました。

日本からは東南アジアが近いのでオススメです。

【移住天国】東南アジアに住んでみようかと思える魅力10選とおすすめの国(デメリットも解説) 【移住天国】東南アジアに住んでみようかと思える魅力10選とおすすめの国(デメリットも解説)

医療

物価以外で移住先を決めるポイント(医療)

いつどこでどんな病気になるかわかりません。

医療が整っている場所が安心です。

「日本は先進国だから医療レベルが高い」と思う方もいるかもしれませんが、発展途上国でも同等あるいはそれ以上の医療提供をしている国も沢山あります。

しかしながら発展途上国では、医療水準がエリアとそうではない医療格差が大きいです。
首都エリアであればあるほど医療の質は高いと言えます。

医療保険についてはまた別記事で解説したいと思います。


仕事

物価以外で移住先を決めるポイント(仕事)

移住して現地就職を検討する人もいるでしょう。

仕事探しをする場合は、雇用の条件や給与、英語が必要なのかなど確認が必要です。

デューダやマイナビ転職など、日本の海外就職サイトもありますが、求人掲載が少ないのと自分に見合った条件を探すのに苦労する場合もあります

情報量を求めようとすると、現地の求人を紹介するエージェントを頼ることになるため、現地語や英語力が求められます。

ITフリーランスとして日本円で稼ぎつつ海外移住する人は気にしなくても大丈夫でしょう。海外フリーランスとして活動したい方は、海外フリーランスとして活躍できる仕事と職種をまとめます【仕事の取り方も解説】を参照ください。

また、年金暮らしや投資活動、不労所得などによって生活できる人も心配はないでしょう。


英語

物価以外で移住先を決めるポイント(英語)

物価以外で移住先を決める最後のポイントは「英語が通じる国かどうか?」です。

結論、英語が通じる国のほうがコミュニケーションが図りやすく移住生活のハードルを下げます。

例えば、どれだけコロンビアやブラジルが好きだったとしても、全く学習したことがないスペイン語やポルトガル語を一から勉強するのはハードルが高くなります。

現地の人とコミュニケーションを取らずに生活をするのであれば学習の必要はありませんが、移住をするなら現地の人と話したいですよね。

日本人であれば中学・高校と英語を勉強をしているはずなので、最低限の英語力はありますし、3カ月勉強すれば現地で困らない日常会話程度なら習得できます。

以上の理由から英語が通じる国のほうが移住をする上で魅力的と言えます。

参考までの英語力が高いとされる国を下記に示します。

世界最大の英語能力指数ランキング(出典:EF)

海外移住で英語力がどのくらい必要なの?という方は下記の記事で解説しています。

▶海外移住は英語ができないと失敗する?【英検3級レベルの僕が解説】

物価が安くて、おすすめの移住先

ここまで、物価以外におさえておくべき8つのポイントを解説しました。

物価の安さとそれ以外の8つのポイントを総合的に加味し、オススメの移住先4つを厳選したいと思います。

ポルトガル

物価が安くておすすめの移住先(ポルトガル)

西ヨーロッパのポルトガルです。

日本人にはあまり知られていないかもしれませんが、富裕層から人気を集めている移住先の一つです。

西ヨーロッパの中では物価が1番安いと言われています。

医療も整っており水準も高いので安心です。

第一言語はポルトガル語ですが、英語が通じやすです。

乗り継ぎ含め20時間弱掛かるので、頻繁に日本に帰国するのは難しいでしょう。

物価
 (4)
食事
 (3)
文化・風習・人となり
 (3.5)
気候
 (4)
治安
 (3)
日本からの距離
 (1)
医療
 (4)
仕事
 (2)
英語
 (3.5)

ウクライナ

物価が安くておすすめの移住先(ウクライナ)

美人大国ウクライナです。人となりも明るく接しやすいです。

英語は公共機関やレストラン、ホテルなどでは通じるというレベルです。

治安もそれほど悪くはありませんが、ウクライナでは2014年にウクライナ東部紛争が起きています。*2022年3月にロシアによる侵攻の影響でしばらくウクライナへの入国は厳しくなります。

紛争はすでに収束していますが、ウクライナの東部は今でも危険なため立ち入るのは難しいとされています。

飛行機で15時間かかります。

物価
 (5)
食事
 (3)
文化・風習・人となり
 (4)
気候
 (4)
治安
 (3)
日本からの距離
 (2)
医療
 (0)
仕事
 (0)
英語
 (2.5)

マレーシア

物価が安くておすすめの移住先(マレーシア)

続いて東南アジアのマレーシアです。

日本人が移住するのにバランスが取れているため、人気が上がっています。

経済成長は続けながらも、未だ物価は低い状態です。首都のクアランプールで住もうとすると家賃があがります。

英語はホテル、公共機関、レストランは通じますし、一般人でも通じる確率が高いです。
発音や表現方法が独特である部分もあり、マレー語や中国が混じったマンクリッシュと言われたりします。

飛行機で7時間かかります。

物価
 (4.5)
食事
 (4)
文化・風習・人となり
 (3)
気候
 (4)
治安
 (3)
日本からの距離
 (2.5)
医療
 (3.5)
仕事
 (3)
英語
 (4)

フィリピン

物価が安くておすすめの移住先(フィリピン)

最後はフィリピンです。

フィリピンも日本人が移住するのにバランスに優れている国です。

日本から4時間半という距離は東南アジアのなかでもバツグンに近く、プチ移住や2拠点生活(デュアルライフ)を実現したい人には魅力的です。

セブ島に旅行に行った人が魅力に取り憑かれて、移住するひとも増えていたり、ITフリーランスやシニア層の移住も増えいます。

フィリピンでは日本語が話せるITエンジニアの需要がグングン上がっており、コロナ渦であるにも関わらず、求人数が増え続けています。(月収40〜50万円以上)

フィリピーノタイムと言われる遅刻が当たり前の雰囲気やのんびりとして国民性なので、仕事を一緒にするときはイライラしないように大きな心で現地の人たちの考え方を許容する必要があります。

食事は他の東南アジアほど有名ではなく、合う合わないは人によります。治安、医療はエリアによって異なります。

「セブ島留学」が存在しているように、英語力が東南アジアの中でもダントツです。

アメリカの植民地であった歴史的背景からも、癖が少ないアメリカンイングリッシュを受け継いでいます。

街の看板、ニュース、レストランのメニューなど全て英語なので、英語を活用して移住をしたい人にはオススメします。

Yuki
Yuki

私の場合、物価や距離もさることながら、英語が使えることとローカルの人たちの笑顔で明るい感じが好きで、フィリピンに住むことを決めました。

物価
 (4.5)
食事
 (3)
文化・風習・人となり
 (4)
気候
 (4)
治安
 (3)
日本からの距離
 (5)
医療
 (3)
仕事
 (4)
英語
 (4.5)

東南アジアに興味がある方は、他の国も含めて魅力を解説している記事を参考にしてください⇣

まとめ

今回は、物価が安い国のランキングと、移住先を選ぶ8つのポイントについて説明しました。

物価だけにとらわれることなく、

  • 自分の性格が現地と合いそうか?
  • 上手くローカルの人ととコミュニケーションが取れそうか?

ということを重視するのも楽しい移住生活をしていく上では大切です。

日本で住み続けることによる経済的リスクはどんどん膨らんでいきます。もし日本での生活にストレスを感じているのなら、海外移住という選択肢もありなのではないでしょうか?

今回の投稿は以上です。

海外移住にチャレンジしてみよう、プチ移住をしてみようという方の励みになったのであれば嬉しいです。

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