芸能人の海外移住が、最近テレビやYouTubeで話題になっています。
オリラジの中田、ひろゆき、GAKCT、ローラ、青汁王子など数え切れません。
また、芸能人にとどまらず、フリーランスのインフルエンサーでも海外移住する!という話題を目や耳にします。
本記事では、海外移住に興味はあるけど、既に移住生活を実現させている人はみんな、どんな理由で移住を決めたのだろう?
という疑問にお答えしていきます。
記事を書いている私は、東南アジアを中心とした移住相談の専門家として、移住者の方々へインタビューを沢山してきました。
この記事を読むことで分かることは、以下の通りです。
- 海外移住を決断する10個の理由
- 移住すべき理由はたくさんあるけど、踏み出さない人が多い理由
どんな理由が自分に当てはまりそうかをイメージして頂くと、海外移住の実現に近づくはず!
海外移住のメリット9つと、デメリット7つを徹底的に解説した記事もご覧いただくと、理解が深まります。
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海外移住をする「10個の理由」
海外移住の理由1:日本独特の閉塞感から抜け出すため
日本社会でずっと生活をしていると、閉塞感を感じる人は多くいます。
理由は、日本文化が生み出した律儀な世の中や、時間や期限などの厳しさに疲弊感を感じるからです。
また、人間関係トラブル、社内ストレスなども要因のひとつです。
実際に、当メディアの移住者インタビューでも、日本独特の閉塞感やストレスを移住の理由に挙げている方がたくさんいます。
日本の文化や社会構造上、転職をして職場を変えても、また同じストレスを抱えるひとは沢山います。
現在では、PCやインターネットさえあればどこでも働ける職種が増えています。
サラリーマンでさえ、3ヶ月会社に行っていないとう人もいますので、思い切って拠点を海外に移し、数ヶ月に一度帰国する「2拠点生活(デュアルライフ)」をする方法もあります。
「海外」という環境変化の大きい場所に行ったり、まったく違った文化をもった外国人と人間関係を持つことで、今まで感じていてたストレスから開放される期待感があります。
» 参考:【他人ごとではない】若者が日本を脱出すべき理由|あなたは逃げる?耐える?
海外移住の理由2:経済的なリスクを避けるため
経済的な点を理由に、海外移住する人も増えています。
日本は超高齢化社会に突入していて、これから消費税などの税負担が増え、年金受給額に関しても何の保証もありません。
人口が減るということは、経済も縮小傾向になるため、物価が下がり、給料のベースアップどころか減っていくことも十分考えられます。
そんな理由から、経済的リスクを避けるために物価の安い国へ生活の拠点を移す人が増加しつつあります。
現在はコロナによって、渡航が制限されている国も多いですが、この流れは再加熱されすはずです。
国の保証に頼らず、経済的リスクを切り抜ける判断が必要になっているのではないでしょうか?
» 物価が安い国ランキング!移住するならココの国がおすすめ【物価以外のポイントも解説】
海外移住の理由3:節税対策と資産形成のため
節税対策のために移住する富裕層や資産家も増えています。
何故か?それは、日本の税率が他国と比較して高いからです。
日本では、所得税の最高税率が45%と世界トップレベルです。
例えば、年収が2000万円だったとしても、半分の1000万円は税金で持っていかれるということです。
これが、税率の低い国あるいは無税の国であれば、税金対策になります。
年収が高くなければ、さほど節税の旨味はありませんが、お金持ちにとっては、メリットが大きいので、移住する人が多いというわけです。(芸能人が移住するのも、この理由が大きいです)
また、前述の通り、人口減少によって日本経済は縮小傾向に向かっていきます。
そのため、日本円だけで資産を保有するリスクも考えられます。
日本で定期預金をしてもほとんど増えることはありませんが、海外では年率5%以上だったりと、預けるだけで資産を増やすことができます。
経済成長している国に資産を預ける、そのために移住や、永住権を取得して現地の口座を開くという人もいます。
» 参考:海外移住者の税金(所得税・住民税)について分かりやすく解説します|手続きと対策
海外移住の理由4:スキルアップや新しいことにチャレンジするため
英語や対人関係能力など、新たなスキルアップを目指して、海外移住をするパターンです。
一念発起、海外に移住して、プログラミング学習やライターとしてのスキルを磨き仕事を受注しているフリーランスも着々と増えています。
【3ヶ月でOK】海外移住に向けた損をしない英語の勉強法について教えます
若者に限らず、アクティブシニアの方でも、英語を勉強したい、残りの人生を新しいことにチャレンジする時間にあてたいと考えている人もいます。
海外生活は、大変なことも多いですが、確実に経験値のアップにつながり今後のキャリア形成や、人生の選択肢の幅も増えます。
海外移住の理由5:人脈を広げたいから
新しい人との出会いや、ビジネス上のつながりを増やしたいという考えで海外移住を考える人もいます。
メインの理由にはならないかもしれませんが、毎日の人との関わりが新しいものになるため、つながりは確実に増えていくでしょう。
実際に私の場合、現地で出会ったローカルの人や一緒に働いていた人と新しいビジネスを始めたこともあります。
海外にいるというだけで、共通の考えを持っていたり、チャレンジ精神旺盛の人が比較的多いので、将来的な人脈になり、仕事にも活かされることがよくあります。
海外移住の理由6:恋人を見つけたいから
副次的な理由かもしれませんが、恋人探しという名目で海外移住を考えるひともいます。
グローバル化が進むことで、
日本人の恋人は日本人であるべきという昔ながらの風潮も崩れつつあるのではないでしょうか?
日本人相手だと、気をつかって自分らしさが表現できないという方もいますが、相手が外国人だと「ありのままの自分でいれる」という理由から、海外で外国人の恋人を探す人もいます。
私の周りで、実際に外国人と付き合っている人をたくさん見てきましたし、結婚している人もいます。
【アラサーでも大丈夫!】 30代の女性が海外移住にチャレンジ・充実させるためには?|実体験
【私にもできる?】女性が一人で海外移住するために外せない4つのポイントを解説【体験談あり】
海外移住の理由7:子供の教育移住のため
子供のための英語教育のためや、社交性を磨かせてあげたい、グローバルに活躍できる子に育てたいという思いから、移住をする家族も増えています。
国際的な視点から、日本でインターナショナルに通わせることも可能ですが、学費が高かったり、日常生活では日本語になってしまいます。
しかし、海外では日本よりも安くインターナショナルに通わせてあげられる国があります。
特に東南アジアは生活費も安いのでおすすめです。
インターナショナルスクールに行くのは、裕福な家庭の子だけ。という常識は、過去の考えなのです。
» 参考:【2021年最新】なぜフィリピン移住による子育てがおすすめなのか?【楽して子供にエリート教育を!】
海外移住の理由8:老後を少しでも充実させるため
超高齢化社会に突入することで、日本の社会保障制度には期待ができなくなり、シニア層にとって不安は募るばかりです。
また、定年後を迎えて、今後どんな老後を過ごしたらいいのだろうと不安を感じるかたも多くいます。
そんな中、アクティブシニアとして健康寿命を伸ばすために新たな趣味をみつけたり、新しいチャレンジをする人が着々と増えています。
そのうちの一つが、海外移住。
貯金を切り崩しながら、年金も利用しつつ欧米やヨーロッパに住む人もいれば、経済的な不安やいざというときに距離も近く、すぐに帰国ができる東南アジア方面を移住先として考える人もいます。
» 参考:定年後に海外移住を考えるべき4つの理由とおすすめの移住先3選
海外移住の理由9:介護移住のため
将来的に直面する介護に備えて海外移住を決断する人もいます。
アクティブシニア(健康寿命が長いシニア)であることが求められる時代ですが、いずれは介護が必要になることもあります。
高額な介護費用や、介護士などの人手不足による老老介護問題、独居老人の増加による孤独死など、日本の介護業界の抱える問題は山積みです。
それに対して、海外であれば、手が余るほど若いヘルパーさんがあふれ返っている国もあり、もっと安くもっと楽に介護生活を送ることができます。
介護移住を考えるならフィリピンがおすすめです。理由は以下の記事を参考にしてください⇣
» 参考:フィリピンは介護移住するのに最適な国だった|施設を頼らず老後の生活を考える
フィリピンは介護移住するのに最適な国だった|施設を頼らず老後の生活を考える海外移住の理由10:寒い冬や、花粉シーズンを避けるため
日本の寒い冬が嫌だ!一年中、何かしらの花粉に悩んでいる!という人は、結構います。
寒さや花粉は、体調や体のコンディションにも大きな影響を与えるので、気候などを海外移住する理由に挙げるひとは多くいます。
例えば、11月〜2月の寒い時期と、3〜4月頃のスギ花粉の時期を東南アジアなどの温かい場所で過ごし、夏は日本に戻ってくるという生活をすることも可能です。
まさに「好きなときに好きな場所で生活をする」というライフスタイルです。
特に場所を選ばす仕事ができる職種の人にとっては現実的な話です。
海外移住する理由はあるのに、踏み出さない人が9割
ここまで、海外移住する理由を10個ほど解説しました。
自分に当てはまりそうなものはいくつありましたか?
海外移住すべき理由をすでにもっている方はたくさんいますが、実際にチャレンジする人が少ないのが現状です。
移住したい人が100人いて、実際に移住するのは3,4人くらいでしょうか。
理由は、海外移住の情報が少なかったり、周りに相談できる人が少ないことが原因と考えられます。
また、大きな不便がない日本に長く住んでいると、そこから抜け出すことで考えられるリスクを考えてしまう人がほとんどです。
(参考:【経験から語ります】海外移住で後悔する典型例と予防策)
しかし、日本にいても現状も変わりにくいですし、チャンスを逃すだけです。
海外移住のハードルは、年々下がっています。まずは、旅行の延長でプチ移住から始めてみるのはいかがでしょうか?
»【海外生活したい人必見】海外移住に向けた体験方法4選と準備|現地サポート活用
まとめ
海外移住する理由は、人によって様々です。
しかし、共通して言えることは移住生活によって「経験値が上がる」ということです。
最後まで読んで下さったあなたが、海外移住に挑戦することで、仕事やプライベート、人生の経験値をアップさせて、もっと楽しく、面白いと思えるライフスタイルを手にいれるきっかけになるのであれば嬉しく思います。
とは言え、
- どの国がいいんだろう
- 住まい探しはどうすればいいの?
- ビザはどうしたらいいの?
- 仕事はどうする?
- 現地の人とうまく馴染めるかな..
などなど不安はつきません。
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